こんにちは、カリフォルニア在住のひっきーままです。
アメリカの高校では、毎年秋になると「ホームカミング」という一大イベントが開催されます。名前だけは聞いたことがある方もいるかもしれませんね。
ホームカミングでは、フットボールの試合やダンスパーティー、さらには「キング&クイーン」の選出などが行われ、学校全体で盛り上がります!
この記事では、わが家の子どもたちが通うカリフォルニアの高校でのホームカミング体験を通じて、その魅力や親子で楽しむポイントをご紹介します!
- ホームカミングってなに?
- アメリカの高校のイベントの様子
- ホームカミングの準備と親のサポート
アメリカの学校文化と、高校生の活き活きした様子が伝わると嬉しいです!
ホームカミングとは?
ホームカミングは、もともと卒業生を母校に招いて再会を祝うという趣旨のイベントなのですが、実際は現役の生徒にとって大切な行事のようです。
一般的には9月下旬から10月にかけて開催され、フットボールの試合とダンスパーティーは特に盛り上がります。
ホームカミングキングとクイーンが選ばれ、パレードなどを行う学校もあります。一連の行事が数週間にわたって実施される、アメリカの学校文化を象徴するイベントともいえますね!
ホームカミングのイベント
ホームカミングの関連行事にはこのようなものがあります。
- フットボール試合: ホームカミングの中心的なイベントで、多くの学校で行われます。
- ダンスパーティー: 学生たちがフォーマルな服装で参加するパーティーです。
- シニアセレブレーション:最上級生の功績をたたえ、親も一緒に紹介されることもあります。
- パレード: バンドやコーラスによるパレードが行われます。
- スピリットウィーク(ドレスアップデー): 毎日異なるテーマの服装で登校します。
- HOCO クイーン&キング: 校内の人気投票でクイーンとキングが選ばれます。
- ペップラリー: 試合前に行われる激励会で、チームを応援します。ラリーでは先生も一緒になってダンスやショーを楽しんで、めっちゃ青春です。
学校によって内容は異なりますが、楽しいイベントが盛りだくさんです。
ホームカミング ~ フットボール試合
アメリカの高校文化でフットボールは欠かせません。
ホームカミングの目玉イベントとして、フットボール試合は学校全体で大盛り上がりです。
試合前のセレモニーから、チアリーダーのパフォーマンス、ブラスバンドの演奏、さらには クイーン&キング の選抜まで、楽しみがいっぱい!
また、うちの子の学校ではやらないのですが、試合前に駐車場でBBQを楽しむ「テールゲートパーティー」というのもあるそうです。
我が家もフットボールの試合には応援に行くのが恒例ですが、フィールド全体で「勝つぞ!」と頑張っている姿は、応援している側もとてもワクワクします。
うちの子もブラスバンドで参加しているので、親としても見逃せないイベントです!
フットボール選手やブラスバンド、チアリーダーは、エネルギーいっぱいで「青春だなー!」と感じます。
ホームカミング ~ キング&クイーン
ホームカミングでは「キング&クイーン」が選ばれます。
うちの子の学校では、ホームカミング試合の日のプリゲームイベントの中でホームカミングキングとクイーンが選ばれました。
立候補した生徒達の中から人気投票で選ばれたキングとクイーンは、イベント中に行われるセレモニーで表彰されます。
前年度のキングとクイーンが母校に招かれて再び登場することもあるようです。
ハーフタイムショー
フットボールの試合のハーフタイムに行われる、チアリーダーやダンス部、ブラスバンドなどによる「ハーフタイム ショー」がこれまた華やかです。
毎回ホームゲームの時にはハーフタイムショーはあるのですが、ホームカミングの試合には特に磨きをかけて練習を重ねたパフォーマンスを披露してくれます。
これが私の一番のお楽しみです!
うちの子が通う学校は比較的小人数の小さな高校なのですが、それでもなかなかの見ごたえです。
チアリーダーやブラスバンドの生徒たちは、ハーフタイムショーだけではなく、試合中にも熱い応援をしています!
ホームカミング ~ ダンスと服装
ホームカミングのもう一つの見どころはダンスパーティーです。
ホームカミングのダンスは「HOCO Dance(ホーコーダンス)」とよばれます。
通常フットボールの試合(ホームカミング・ゲーム)の日の夜だったり、翌日だったりします。
高校では1年間に3回ほどダンスパーティーがありますが、HOCO Danceは、セミフォーマルなドレスコードが一般的です。
特定のテーマが設定されることもあり、たとえば「レトロ」や「ハリウッド」「ハロウィン」などユニークなテーマに基づいて、会場の装飾やドレスコードが決まることもあります。
ダンスには誰と行くのか、どんなドレスを着るのかなど何週間も前から友達とプランを練っています。
うちの娘も、友達と一緒にドレスの写真を見せ合ったり、試着を楽しんだり、当日の予定をたてたり忙しそう!
お友達が家に集まってワイワイ言いながらメイクをしたり、ドレス姿で写真を撮ったり、楽しそうな子供達の姿を見れて嬉しいです。
ホームカミング その他のイベント
シニアデー(Senior Day)
アメリカの高校で「シニア」と言うと、年配の方ではなく、高校4年生、つまり最上級生のことを指します。
シニアデー:
その年に卒業する最上級生たちの活躍や功績をたたえるイベントです。
私が初めて見た時に驚いたのは、フットボールチームやチアリーダー、バンドメンバーなどのシニア生徒が、親にエスコートされてフィールドに登場するシーンです。
親が子どもと一緒に手をつないでフィールドに立ち、アナウンスで生徒の功績が紹介される場面は、家族にとっても感動的です!
父親らしき人のだみ声で「ナンシー!」と聞こえると、生徒が花束を抱えた手を大きく振って見せたり、表彰された男子生徒が大声で「I love you, MOM!」とお母さんをハグしたり、家族の愛情シーンが盛りだくさんです。
アルムナイ デー(Alumni Day)
卒業生(アルムナイ:alumni)を招いて行われるイベントです。
この日は、卒業生が母校に戻り、現役の生徒や教師たちと再会し、交流を深めるよい機会となります。
フットボールなどのスポーツの試合に卒業生が参加したり、観戦したりすることもあります。
卒業生が自分たちの大学や仕事の経験を現役の生徒たちにシェアしたり、アドバイスをしてくれることもあるようです。
ペップラリー(Pep Rally)
大きな試合の数日前には学校の体育館などで「ペップラリー(Pep Rally)」と呼ばれる激励会が行われます。
ペップラリー(Pep Rally):
特にフットボールの試合や他の大事なスポーツイベントの前に、チームや選手を激励するために開催されます。学校全体で盛り上げ、試合に向けて士気を高めることが目的です。
ここでもチアリーダーやブラスバンドがパフォーマンスを披露します。
ホームカミングのペップラリーでは、各学年の「HOCOプリンス&プリンセス」が選ばれたり、先生も一緒になってダンスやショーをしたり、めっちゃ楽しそうです。
スピリットウィーク
ホームカミングの週は「スピリットウィーク」と称して、毎日違うテーマでの服装を楽しむなど、学校全体での盛り上がりが続きます。
スピリットウィーク:
「パジャマデー」や「キャラクターデー」など、色々なテーマがだされるドレスアップウィークです。
「ツインデー」では、仲の良い生徒達が何を着ていくか話し合って、同じ服装や髪形をして学校に出かけて行ったり、楽しみながら準備をしています。
先生も一緒に面白い恰好で授業していたりします。
まとめ ~ 親子で楽しむHOCO!
日本では「文化祭」や「体育祭」が盛り上がる行事ですが、アメリカの高校ではフットボールの試合やダンスパーティーが大きなイベントです。
私の高校時代に一度親が体育祭にきてくれた記憶があるのですが、アメリカの親も子供達の学校行事にはとても積極的に参加します。
特にホームカミングダンスに関しては、ドレス選びやディナー、送り迎えなど親が活躍する場面は多いです。
「親子で楽しむ」という文化が強いなぁと感じます。
ホームカミングをきっかけに、アメリカの学校文化をますます楽しんでいただけると嬉しいです!
通常試合は有料で、資金集めの役割も果たします!