アメリカ子供と学校

アメリカの中学校!日本とこんなに違う授業・宿題・時間割・成績まで徹底解説!

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こんにちは、カリフォルニア在住のひっきーままです。

子供達の小学校卒業が近くなると、さっそく中学校のことが気になってきますね。

小学校にも日本との違いはありましたが、アメリカの中学校はもっと色々な面で大きく日本と違います!

私も娘が初めてアメリカの中学に入学するときは学校生活の様子がイメージできず、何をどう手助けしてあげたらいいのかさっぱりわかりませんでした。

でも私の不安をよそにすぐに中学校生活になれた娘から、毎日いろんな話をきいて私も日々学んでいきました!

この記事はこんなあなたの疑問にお答えします!
  • アメリカの中学校の教育システムについて知りたい
  • 日本とアメリカの中学校はどう違うの?
  • アメリカの中学校の時間割ってどんな感じ?
  • アメリカの中学校での授業スタイルやカリキュラムを知りたい!

この記事では、学校のシステム、授業内容、教育方法、そして施設に至るまで、アメリカの中学校と日本の中学校との違いを盛りだくさんでお届けします。

また私の娘が通うカリフォルニア州の公立中学校での様子をもとに、私が感じたさまざまな違いについても解説しています。

アメリカで子育てをしている方やこれから子供をアメリカの中学校に入学させる方は、ぜひ参考にしてください。

アメリカの中学校~学校制度の違い

American Junior High & Middle school systems

まず、中学校についてを知る前に、アメリカの学校制度は日本とは全く違う事を知っておかないといけません。

アメリカ国内でも、州によって、また学区(ディストリクト)によって学校の規定事項から授業内容まで様々なことが異なります。

アメリカの中学校は、日本と同じく小学校と高校の間に位置する学校ですが、一部の学区では2年間、他の学区では3年間または4年間の中学生活を送ることになります。

また、アメリカの中学校は、ジュニアハイスクールまたはミドルスクールと異なる名前で呼ばれることがあります。

日本国内どの県にいても同じ基準で同じ学校システムがある事になれている日本人にとっては、なかなか慣れない仕組みに悩まされてしまうところです。

アメリカの中学校の名前

  • ジュニアハイスクール
  • ミドルスクール

アメリカの中学校の期間

  • 2年間、 3年間、または4年間 (学校による)

私の娘が通うのは公立のジュニアハイスクールで、7年生~8年生の2年間を過ごすことになります!

この記事では私の娘が通うカリフォルニア州の公立中学校での体験と、この地域で一般的な中学校の様子を紹介しています!

アメリカの中学校~学校施設の違い

school buildings

中学校の校庭と施設

アメリカの学校は広大な敷地に建てられていることが多いので、校舎やスポーツ施設などがドーンと広く配置されています。特に野球場、サッカー場、陸上などの屋外スポーツ施設が充実している印象です。

うちの子の中学校の野球場は、地区の野球やソフトボールの練習や試合にも利用されています。

school fitness center

また、フィットネスセンターや図書室、実験室なども整っています。

学校の規模や地域によっては、施設にも違いがあります。

一方で、音楽室や美術室、家庭科室など、文化的な活動に必要な施設がすくないようです。

中庭には、お昼休みに利用するランチテーブルのエリアがあり、ベンチも多く配置されています。カフェテリアには学食が売ってあります。

校舎のスタイルが違う!

私が昔通った日本の中学校は、生徒数が多く、4階建ての建物にビッシリ教室が並んでいました。校庭はそこそこ広かったと記憶しています。

一方、私の娘が通うカリフォルニアの中学校は、全ての校舎が1階建てで、外の通路から直接に教室に入るスタイルの建物です。アメリカの学校では(カリフォルニアだけなのかな?)このスタイルがとても多いです。

学校の建物(校舎)に入り、校舎内の廊下を通って教室に入るという日本のスタイルに比べるととっても開放感があります。

建物ひとつとってもこんな違いがあるなんて、面白いですよね!

アメリカの中学校~カリキュラムの違い

アメリカの中学校の授業科目

junior high school classes

アメリカの中学校では、英語、数学、歴史、理科、体育の必須科目に加え、生徒が自分の興味や能力に合わせて選択できる科目があります。

音楽や美術、家庭科に似たような科目もありますが、必須ではありません。

私の娘の学校では体育が必須科目になっていて毎日あるのに驚きました。結構疲れるようですが健康によいです!

うちの子の中学では選択科目は2種類あります。

選択-1(Elective course):毎日行われ通知表にも成績が残る

選択-2 (Support and Enrichment Opportunities): 趣味やクラブ活動的な役割で週4日行われる

選択-1には生徒会活動や先生のアシスタント、ブラスバンドなども含まれ、1年を通して様々な活動をしながらスキルやリーダーシップを磨いていきます。

生徒が自分の興味に応じて科目を選ぶことによって、好きな分野のスキルを楽しみながら伸ばすことができます!

中学校の授業科目とその内容については【アメリカ】中学校の授業科目と内容~必修の他にも魅力的な選択科目がたくさん!でもっと詳しく紹介していますのでご覧ください。

アメリカの中学校の時間割

アメリカの中学校では、各生徒が自分専用の時間割をもっていて、毎日同じ授業のスケジュールが繰り返されます。(学校によって違うかもしれませんがうちの子の学区ではこのスタイルです。)

毎時間、科目ごとに生徒が教室を移動します。

学年のはじめに、Class ScheduleBell Scheduleという二つの表がくばられます。生徒たちはこのスケジュールにそって行動します。

Student Class Schedule

1時間目から6時間目まで(1st period – 6th period)の授業が一人ずつに組まれている、Class Scheduleを学年のはじめに渡されます。

Class Scheduleには

  • 生徒名
  • 時限
  • 教科名
  • 教科担任の名前
  • ルームナンバー などが書いてあります。

ホームルームの教室で大半を過ごした私の日本の中学時代とは全く違い、うちの子の中学校ではホームルームがありません。

時間割にそって、各科目の先生がいる教室に生徒たちが毎時間移動します。 

大事な連絡事項などは1限目の先生が伝えてくれるようになってます。

学年のはじめは、この時間割を手に自分が行く教室を探し歩き回っているそうです。

毎時間クラス移動をするスタイルの良いところは、クラスメイトも毎時間変わるので、いろんな生徒と知り合いになれることです。

あるクラスでは仲良しの友達と同じクラスだったり、またあるクラスでは今まで知らなかった生徒と友達になったり、バラエティがあるようです。

このスタイルの難点は、毎時間移動に忙しいこと!それから自分の荷物を常に持ち歩かないといけません。

私の中学の時は学生カバンには何も入ってなかったりしましたが、娘のバックパックには大きなバインダーが2冊と学校のChromebook、そしてフルートが入っていてなかなか重たいです。

Bell Schedule

bell schedule

Bell Scheduleは各時限が何時から何時まであるかを示した表なんですが、ご覧の通り5つもバリエーションがあるんですよ。

Regular Schedule

うちの子の中学では通常(月火木金)9時に始まり3時22分に下校となります。この区切りの悪い分刻みのスケジュールは何なんだ!と思っちゃいましたね。

通常は必須の5科目+選択2クラスの7時限構成です。

同じ地域内の学校では小・中・高校それぞれの始業・下校時間が微妙にずれています。アメリカでは車での送り迎えが大半を占めるため、違う学校に通う子供達を(上の子が中学、下の子が小学校など)時間差で送り迎えできるように設定されているようです。

9時登校も結構のんびりだな、と思いますが、中学、高校の登校時間は小学校より遅いところが多いです。

「学校が早く始まると熟睡できない10代の若者の睡眠・覚醒サイクル」にあわせて、カリフォルニア州では中高校の始業時間を遅くすることが推奨されています。

(参照:National Education Association News

Late Start Wednesday

私の住む学区では毎週水曜日は先生方の勉強会及びミーティング(staff professional learning and collaboration time)のため、生徒たちは1時間遅く登校(または1時間早く下校)しています。

うちの子の中学校は、毎週水曜日は “Late Start Wednesday“になり、平常より1時間遅い10時登校です。各時限が微妙に短くなり6時限で終了。

さすがに10時登校って遅すぎません?

学区によって違いますが、このシステムは多くの学校で取り入れられているようです。

毎週水曜日以外にもTeacher professional development dayというのが年に4日あり生徒は休みになります。その日は先生たちのスキル向上やワークショップ、ミーティングなどをする時間としてあてられています。

え?先生の会議やスキルアップ講習などは授業時間外にしませんか? 

先生方の学習やスキル向上のために生徒のほうが時間を合わせないといけないという発想が私的にはなかなかしっくりこないのですが、こういうのはよくあるようです。

Minimum Day & Shortened Day

保護者面談や学期末の日など、特別な日の授業は午前中だけで終了です。各時限が30分くらいに短縮されてお昼過ぎには帰ってきます。

このように、いくつものスケジュールがあって時間がまちまちなので、しっかりカレンダーにスケジュールを入れてチェックしないと間違えてしまいます。

特にアメリカでは中学生でも親が車で送り迎えをする家庭も多いので、スケジュールの把握は必須です!

アメリカの中学校~授業方法の違い

junior high classes

アメリカの中学の授業は、各科目の先生の授業計画(syllabusシラバス)に沿って行われます。

うちの子の中学はGoogle Classroomというオンライン上のクラスルームに各科目毎の部屋があって、その中に授業計画の詳細が書かれています。

授業計画(syllabusシラバス)の内容の例

  • 授業内容と達成目標
  • プロジェクトや定期的な課題
  • クイズ、テスト、宿題の採点方法
  • 採点基準と成績の表し方
  • 参考にしたい本・ウェブサイト

1年のはじめに、クラスでのルールや心構え、宿題やプロジェクトの概要をきいて、細かい採点方法まで明確に示されるのでとても分かりやすいです。

中学校の授業スタイル

アメリカでは高校受験がないため、入試に向けた授業ではなく、生徒の理解を深めるためのディスカッションやプロジェクトが多いようです。

授業スタイルは先生によって異なりますが、一般にディスカッションではアイデアを出したり、意見を交換したり、積極的な参加を求められます。

プロジェクトベースの学習も一般的で、生徒たちは課題や問題を解決するために、グループで協力して調査したり、デザインしたり、作品を制作したりすることがあります。

自分から率先してリサーチをやってくる子、チームリーダーによく選ばれる子、何度言っても自分の範囲をやってこない子、などがはっきりしてくるようですよ。

授業では、Chromebookをつかってレポートやスライドを作ったりする一方で、手書きでノートをとったりフラッシュカードを作って暗記したりという昔ながらの手作業もしっかりやっています。

日本は暗記の勉強が多すぎるなどと言われますが、アメリカでも暗記しないといけないことはたくさんあります。

ただ、ことの概要や数式をそのまま覚えることより、その背景や理由などを理解することに時間を多く使っている印象は強いです。

成績がおもわしくない生徒には、自習室での学習がすすめられます。この自習室は、宿題のサポートもしてくれて週2回放課後に利用することができます。

中学校の教科書

教科書は一応あるんですが、学校からの貸し出しになっていて1年間使ったあとは返却します。

Chromebookや先生が用意した資料なども多くつかわれるので、教科書の重要性は低いようです。うちの子は数学の宿題をするときくらいしか家で教科書を開くことはありません。

そもそもアメリカの教科書は分厚いハードカバーの本なので、毎日持ち歩くには重すぎ!

中学校の宿題

ほぼ毎日出る宿題は数学です。ほかの科目では時々プリントの課題をやっていたり、プロジェクトを進めたりしてます。

ノートや課題の進行具合は定期的にチェックされているようです。

よく考えてみると、アメリカの小・中学校で「予習をしてこい」というのを聞いたことがありません。

学校の授業時間におわらなかった課題を家で終わらせる、プロジェクトを進める、その日習ったテーマの練習問題などが宿題になっています。

中学校のテスト

school testing

中学校のテストにはいくつか種類があります。

  • Quizzes:クイズ・小テスト
  • Unit tests:単元テスト
  • Exams:学期末テスト
  • State-wide tests:州指定のテスト

この辺りは日本と同じく、学生はいつもテストで忙しいですね。

小テストのことはクイズとよびます。

州指定のテストは学年末に何日もかけて行われます。うちの子の学校では春休みを過ぎるともうテストだらけです。

日本では全国的な共通テストを実施することで、生徒たちは自分の偏差値がわかり、受験する高校の選択基準に使われることが多いようですね。

アメリカでの州の指定テスト結果は、州全体の平均・学区全体の平均・生徒の点数を比較した数字と表であらわされます。

自分の学力が州、または学区平均と比べてどのあたりに位置しているのかがわかります。

なかでも特徴的なテストでは、生徒が前回のテストからどれだけ成長したかを評価できるものがあります。生徒はそれぞれ自分の学力に合わせての設問を解きながら、レベルを上げていきます。

アメリカの中学校~評価の仕組み

junior high report card

成績はテストの点数、授業への参加度、レポートやプレゼンテーション、プロジェクトへの貢献、期日を守っての課題提出などが重要視されます。

これらの点数と評価基準は授業計画書(シラバス)にのっています。

課題提出の期日を過ぎたら減点とか、点数アップのためのエクストラクレジットを設けてあることもあります。

エクストラクレジットとは?

任意の課題を提出したらボーナスポイントをもらえる仕組みです。テストの成績が悪かった時などに先生がこのチャンスを与えてくれることがあります。

生徒の成績は週ごとに更新され、進捗具合(Progress Report)は保護者もアクセスできるオンラインポータルに表示されます。学校からもこのレポートは親も一緒に毎週見て子供のサポートをするように推奨されています。

中学校の通知表 

通知表はReport Cardとよばれ、学期ごとに成績と先生からのコメントをもらいます。

各科目の成績はアルファベットで表示されます

標準的なクラスの成績システム

  • A(90%以上)優良 : 4 point
  • B(80%~90%未満)平均以上: 3 point
  • C(70%~80%未満)平均 : 2 point
  • D(60%~70%未満)平均以下 : 1 point
  • F(59%以下)不合格 : 0 point

アルファベットの評価とともに点数の評価もついてきます。この点数はGPAと呼ばれる評価システムに使われる数字でとても大事です。

以下でGPAについて説明しますが、その学期のGPAが3.5以上あるとHonor Rollという表彰を受けることができます。

優秀な生徒は上級コースや翌年の生徒会に推薦されることもあります。

一方でGPAが2.0未満になると課外のスポーツ活動などに参加できなくなります。

成績~GPAについて

GPAとは、Grade Point Averageの略で、成績を測定するためのシステムです。

生徒の成績を0.0から4.0までの数値で表し、総合的なGPAを計算するために使用されます。

前章の表にあるように、Aは4.0ポイント、Bは3.0ポイントといった具合です。

GPAを計算するには、すべての成績の数値を合計し、履修した科目の総数で割ります

例えば、6科目のうち4科目でA、2科目でBをとった場合のGPAは次のように計算されます。

(4 x 4.0) + (2 x 3.0) = 22
22 / 6 = 3.66

したがって、GPAは3.66となります。

すべての科目でAをとるとGPAは4.0になります。

GPAシステムは、学生の成績を比較するための標準的な方法で、高校、大学でも使われるので覚えておきましょう!

まとめ

アメリカの中学校と日本の中学校は、それぞれ独自のシステムがありますが、アメリカの中学校では、自主性や主体性を大切にし、生徒たち個々の能力を活かせる環境づくり重点に置いているように感じます。

この記事では私の子が通うカリフォルニアの中学校での様子を中心に紹介しましたが、他州にいくとまた違った学校の様子がうかがえるかもしれませんね。

子供がアメリカの中学校に入学する際には、数々の違いに戸惑うこともあるかもしれませんが、積極的に新しい環境に挑戦していくことでアメリカの教育の魅力を味わえることと思います!

今回は学校全体の事、時間割、授業スタイルや成績についてをじっくり解説しましたが、各科目について、また課外の活動についても別の記事で紹介していくのでぜひ参考にしてみてくださいね!

【アメリカ】中学校の授業科目と内容~必修の他にも魅力的な選択科目がたくさん!この記事では私の娘が通うカリフォルニア州の公立中学校での様子をもとに、アメリカの中学校で学ぶ科目とその内容についてじっくりご紹介します。 アメリカの中学校での授業について理解を深め、あなたのお子さんのサポートにお役立てください。...