こんにちは、カリフォルニア在住のひっきーままです。
日本のパスポート更新をまじかに控えて準備中ですか?
今日は在ロサンゼルス日本総領事館でのパスポート更新情報です!
私は先日うちの子のパスポートが切れるのでLAの領事館に更新しに行ってきました。
書類の記入や写真の準備、そして家からLAまで片道3時間のドライブ。
いやー、「なかなか面倒で大変!」と思っちゃいます。
ここでは私が更新の準備で色々と手間取ったことを中心に、日本のパスポートをアメリカで更新するときの手順と注意点をお伝えします。
更新の準備や手続きがスムーズにいくための参考になればと思います!
日本のパスポートをアメリカで更新するには?
パスポートの申請や更新はお住いのエリアにある日本国大使館または総領事館でできます。
私の場合は在ロサンゼルス日本国総領事館で手続きを行いました。
以前にも私自身のパスポートをLAで更新したことがあったので大体の手順はわかってましたが、今回はちょっと戸惑うことがあったので、結構バタバタの準備になりました。
まず私の今回の申請にあたっての手順です。
パスポートの更新:手続きのながれ
- 申請の予約をとる (2020年以降、領事館での申請、受け取りは予約制になっています。)
- 申請書を用意する
- 必要書類と写真を用意する
- 手数料を用意する
- 申請・受け取りに行く
では早速準備を始めていきましょう!
1. 申請の予約をとろう!
申請と受け取りには予約が必要です!
予約なしの受付や郵送は行っていませんので必ず予約をしていってくださいね。
領事館のホームページ内の予約画面から、2週間先までの間で予約ができます。
月曜から金曜まで、2週間先の日が一日ずつ新しく追加されるようになっています。領事館のウェブサイトには朝9時30分に新しい日を追加すると書いてあります。
学校の休み期間(冬休み、夏休みなど)は予約がかなりいっぱいのようなので、新しい日の受付が追加されたらすぐに予約しないと思い通りの日が取れないことがあります。
私が予約したのは夏休みで、2週間前には朝一で予約しようと予約追加時間の5分前からパソコンの前で今か今かとまってました。
でもなかなか新しい予約枠が表示されず、結局10分すぎくらいになってようやく予約できました。
あんまり早々に張り切らなくてもよかったのかなと思いつつそのあとお昼ごろにもう一度チェックしてみたらその日の予約分はすべて埋まっていました。
やはり朝一、速攻で正解ですね。
ちなみに私の場合子供二人分の申請でしたが、予約は家族で一つだけでOKです。
予約時の注意事項:
予約を終わらせると予約ID番号がでてきます。
この予約ID番号は一度しかでてきません。確認メールにも載っていません。
別のページを開く前に必ずこの番号をメモ、印刷、スクリーンショットなどをつかってコピーしておきましょう。
申請時に必要です。
遠方にお住まいの方必見! 即日交付サービスの利用
通常パスポートの申請から交付までは5日かかるので、ロサンゼルス近郊にお住いの方は申請時と交付時の2回領事館へ行くことになります。
でも遠方に住んでいると2度もLAまで出向くのは大変ですよね。
そんな遠方に住んでいる私のような家族のために、午前中に申請すればその日の午後にパスポートを受け取れるというありがたいサービスがあるんです。
この即日交付サービスは、ロサンゼルス総領事館の管轄内では下記のエリアにお住いの方が対象になります。
County 全域が即日交付サービス対象 | County内の一部の地域で即日交付サービス対象 |
Imperial County San Diego County San Luis Obispo County Santa Barbara County | *領事館のサイトで対象地域を確認してください Orange County Riverside County San Bernardino County Ventura County |
即日交付をしてもらうためには午前11時半までに必ず申請を終わらせることという条件があるので、余裕をもった時間に申請予約を入れておきましょう。
なお、申請時に当日出しをお願いして交付引き換えをもらいましょう。
私の場合は午前10時の申請で、その日の3時30分には交付されました。
2. 申請書を用意しよう!
パスポートの申請書はウェブサイトでダウンロードした申請書に入力して、お家でプリントするのが一番早いと思います。
郵便で取り寄せて手書き入力するという方法もあります。
子供のパスポートは 5年用・10年用?
ご存じのように、お子さんのパスポートの申請書は5年用になります。
ですが、
これに伴って、18歳から10年のパスポートを取得できるようになりました。大きなお子さんをお持ちの方には朗報ですね!
うちの子は13歳なので今回が最後の5年有効パスポートになります。やった!
5年毎の更新は結構あっという間です。10年になるとありがたいですね。
パスポート申請書の作成
今回私は5年用を二人分、オンラインフォームを使ってプリントしてみました。
海外からの申請の場合、名前の表記など ちょっとわかりにくいところもあるかもしれません。
下手に色々書いてあとから修正するのは難しいので、解らないところは空欄のまま持っていってかまいません。
いよいよ間違っていたら、領事館で手書きのフォームに書き直せばいいだけなので大丈夫です!
印刷時の注意
さて入力が終わったところで、印刷にちょっと注意が必要です。
日本の標準用紙サイズはA4なのでこの申請書もA4用に作られています。
でもアメリカでの用紙の標準はLetter Sizeです。
アメリカのプリンタで印刷する場合、A4の内容がLetterサイズに収まるように自動的に縮小されてプリントされる設定になっているものが多いのではないかと思います。
この場合設定の変更が必要です。
印刷画面でも注意書きがありますが、パスポート申請書は等倍で印刷するようにとなっています。
私のプリンターでも自動縮小されて印刷されてしまったので、設定でScaleを「default」にして印刷しなおしました。
等倍ででてきたのを見ると、結構用紙いっぱいに印刷され、一番下の一行が入ってないような状態で、「これでいいんかな?」と思いましたが、それでOKでした。
ちなみにインクは黒でもOKだそうですが、カラープリントが推奨されています。
さて印刷がおわったところですが、二人分以上の申請書を作成する場合はここで「入力内容を保持したままトップページへ」をクリックします。
「入力内容を保持したままトップページへ」をクリックすると今まで入力した情報が 表示されます。
住所などを再入力する手間が省けて、二人目、三人目の入力がラクになります。
必要分の印刷が終わったら、手書きで自身のサイン、親の代理サインなどをして終了です。
この申請書は折り曲げ禁止なので、ほかの書類と一緒にクリアファイルなどに入れて折れたり曲がったりしないように注意して持っていきましょう。
3. 必要書類と写真を用意しよう!
子供たちのパスポート更新の必要書類は以下の5点でした。
新規発給の場合、パスポートの期限がきれている場合、姓名などに変更があった方などは戸籍謄本などの追加書類が必要ですので各自ご確認くださいね。
- パスポートの申請書
- 写真―6か月以内の写真
- 現在の日本のパスポート
- 有効な米国滞在資格を確認できるもの
(アメリカの出生証明書、アメリカのパスポート、グリーンカード、ビザ、I-20など) - 現住所を確認できるもの
(郵便物や運転免許証、子供の申請の場合親の運転免許証も可)
パスポートの写真 どこでとる?
私の場合、一番困ったのは写真でした。
数年前まで使っていたWalmartやドラッグストアなどのパスポート写真コーナーが使えなくなっていたのです。
Costⅽoに至っては、Photo Centerそのものが店からなくなっていました。しばらく使う用事がなかったので、なくなったことに気が付きもしませんでした。(泣)
あちこち走り回ったあげく、ようやく思い出したAAA(Automobile Club)で撮ってもらいました。
ちなみに、日本のパスポート写真はアメリカのとサイズが違いますが、アメリカのパスポート写真サイズでOKです。このことも以前はしらずに大慌てしていました。
どんな方法を使うにしろ一手間かかりますので、パスポート更新時には写真は早めに用意しましょう。
4. パスポートの手数料を用意しよう!
パスポートの料金は交付時に現金で払います。カードやチェックは受け付けてもらえませんので現金をお釣りのないように用意して行かなくてはいけません。
2022年6月現在、パスポートの手数料は下記のようになっています。
- 10年有効: $148
- 5年有効: 一般(12歳以上) $102
- 5年有効: 12歳未満 $56
注意が必要なのは子供の5年有効のパスポートの場合。
12歳未満と12歳以上では料金がちがいます!
12歳になると2倍近くも高くなるので、誕生日近くに更新の予定があるかたは12歳を迎える前に申請をしておくことをお勧めします!
5. 申請・受け取りに行こう!
申請時には必要書類に加え、予約番号の控えを忘れずに持参しましょう。即日交付サービスを利用される方はパスポートの手数料(現金)も必要です。
ロサンゼルス総領事館周辺のおススメ駐車場
あまりロサンゼルスのダウンタウンに行く機会がない私にとっては、初めて領事館に行った時あの一方通行だらけの道をぐるぐる走りながら駐車場を探すのは大変でした。
特に領事館のあたりは道が高架になっていたりして、初めて行くには分かりにくいですよね!
領事館を目指して運転を始める前に、まずはどこに駐車するかあらかじめ見当だけでもつけてから行くといいかと思います。
特に即日交付の遠距離組は長時間の駐車になるので、終日フラットレートで停められたり、MAX料金が設定されている駐車場を探しておくと良いですね!
ロサンゼルス総領事館のウェブサイトにも駐車場の案内がのっています。
領事館ビル内
ロサンゼルスの領事館が入っているCity National 2 CALビル地下駐車場は便利そうですが料金が超高いです。10分毎に$4.50するそうです。1時間$27ドルですね。最高$44です。
路上のパーキングメーター
領事館のあるビルはGrand Ave沿いにあるので、申請だけ、または受取りだけですぐに用事が住むのであればGrand Aveのパーキングメーターが近くて便利です。
以前一度使ったことがありますが、1時間$4程度でした。
長時間停める必要がある方には、ビルから裏手へ5分~10分歩くことになりますが、Hill Stのほうにもっと割安の駐車場がいくつもあります。
Kawada Parking
私が使ったのは222 S Hill St の Kawada Parking で、午前10時から午後4時まで停めて$12でした。
私がここを気に入っているのは、Kawada Hotelの立体駐車場内なので一日ギラギラの暑い日でも車内が熱くならないことと、なんとなく安心感があるところです。
15分毎に$3ですがMAXが$12です。一日とめて$12は悪くないですよね!
グランドセントラル
同じくHill Stのグランドセントラルマーケットにも駐車場があります。お昼ご飯も食べていけますね。
こちらは初めの90分が$4ですので短時間の利用にはおススメです。90分を過ぎたあとは15分毎に$2加算されていきます。
ロサンゼルスの駐車場は見つけにくいことに加え、時々紛らわしい看板があるので気を付けてくださいね!
Joe’s Parkingの看板は$10フラットレートのように見えますが、$10の下に小さくAfter4pmと書いてあります。
4時前に止めた場合の平日のフラットレートは$16です。
当日の流れ
領事館に着いたらまず1階で受付をして、名札のステッカーをもらいます。
受付後は一度外に出て待つように指示されます。
予約時間より早く着いたのでビルの外で20分くらい待ちました。ビルの外には多くのイスやテーブル、ベンチなどがあってのんびりと座って待つことができます。
予約時間の5分前になったら警備員に呼ばれてビル内のエレベーターに通されます。
17階、領事館についたら中に入る前に荷物検査があります。飲食物を持っている人は入口に置いていくように言われます。
中に入ってからは待ち時間はほとんどなく、すぐに申請ができました。申請時に在留届が出ているかどうかも確認されました。
それから遠方なので即日交付をしてほしい旨を伝えると、住所を確認したあと快く受付けてくれて、「3時ごろに交付しますので引換証と名前のステッカー、手数料分の現金をもって戻ってきてくださーい」と引換証を渡されました。
ちなみにロサンゼルス近郊の方は申請時に受け取り番号の交付を受けて、5開館日以降に交付窓口の予約をとってから受け取りに行くようになっているようです。
待ち時間をどう過ごす?
さて、3時まで4時間余り。
待ち時間が長いので、私と子供達たちは車は駐車場にとめたままあちこち歩いてきました。
あまりLAまで出てくることもないので久しぶりの散策です。
みんなでLittle Tokyoまで歩いて行ってきました。子供と一緒にのんびり歩いて25分くらいですかね。
ランチを食べて、本屋さんやらミツワやらに行ってワイワイ買い物をしてから戻ってきました。結構な距離だし坂が多いので、子供達ちょっとお疲れ気味。
他にも待ち時間中に行けそうなところは
グランドセントラル :領事館裏手の階段を降りてきたら正面に見えます。色々な店が入ったフードコートなので、ランチにもいいし見て回るだけでも楽しいです。
待ち時間中にトイレに行きたくなったら使えるところでもあります。
Starbucks:領事館の入っているビル内にスタバがあります。
Angeles Flight :領事館のビルの裏手からHill Stにつながる大きな傾斜を運んでくれる、観光名物にもなっているAngeles Flight。
Hill Stとの昇り降りは階段をつかうと結構きついので、これは助かります!私たちも一度乗ったことがありますが楽しかったです。
今回行ったときは残念ながら運休中でした。
ビル内外:領事館の入っているビルとその隣のビル内にもレストランやちょっとしたお菓子や飲み物を売っているお店があります。
ビルの外も全体的にテーブルや椅子がいたる所に置いてあってオフィス街の憩いの場っぽい雰囲気なので、コーヒーを片手にくつろいで本でも読んだら気持ちいい感じです。
パスポートの受け取り
さて、長い待ち時間もすぎやっと交付の時間です。
朝と同じように警備員に促されてビル内のエレベーターに乗り領事館に入ると間もなく「交付の方どうぞ」と言われて窓口へ。手数料を支払いして、本人の確認をしたら終了。
無事に新しくなったパスポートを頂いて帰りました!
長い一日でしたが、なんだかんだと楽しく過ごして更新ができたので良かったです。
次は5年後!
まとめ
子供たちの日本のパスポートをアメリカで更新した時の準備や領事館での手続きのレポートでした!
ロサンゼルス総領事館での申請状況ですので違うエリアにお住いの方は管轄の領事館のウェブサイトで詳細を確認してくださいね。
申請時の予約、即日交付サービス、申請書の印刷やパスポート写真の準備など、いろいろと気が付いたことをまとめてみました。
2022年4月の成人年齢引き下げに伴って、有効期限10年のパスポートを申請できる年齢が20歳から18歳に引き下げらたことも新情報でした。
日本のパスポートをアメリカで更新する際の準備の参考になれば嬉しいです!
知っていますか?