こんにちは、カリフォルニア在住のひっきーままです。
バレンタインデーが近づくと、どのお店もピンクやハートのデコレーションでいっぱいになりますね。
学生の頃どうやってチョコレートを渡そうかと悩んだり、友達を応援した思い出がよみがえります。
アメリカで子育て中のあなた、
「うちの息子もチョコレートをもらったりなんかしちゃうのかしら?」「アメリカでも女の子はチョコレートを渡したりするのかな?」
なんてソワソワしていませんか?
いやー、アメリカのバレンタインデーは日本とはずいぶん違うんです!
私の子供達が初めてアメリカの学校でバレンタインデーを過ごした時は、あまりの習慣の違いにびっくりしたものです。
アメリカでは男の子も女の子もクラスみーんなでプレゼント交換をするのは当たり前!
この記事では、カリフォルニアの公立小学校でのうちの子の体験を交えてアメリカの小学生のバレンタインデーの過ごし方を紹介します!
初めてアメリカでバレンタインを過ごすお父さん、お母さん、子供たちが大喜びで過ごすアメリカの学校での様子を一足先にお楽しみください。
大人も使えるバレンタインデーのメッセージについては「アメリカのバレンタインデーの過ごし方とメッセージに使える英語フレーズ!」もご覧ください!
- 日本とアメリカのバレンタインデーの違い
- アメリカの小学生のバレンタインデーの過ごし方
- バレンタインデーに用意するもの
- 家で祝う楽しいアイデア
日本とアメリカのバレンタインデーの違い
女の子が男の子にチョコレートを渡し、ホワイトデーに男の子がお返しをするというのが日本のバレンタインの風習ですよね。
アメリカではカップルが愛と感謝を表すためにカードやギフトを贈ったり、ちょっと特別なデートを楽しんだりするのが一般的です。
ホワイトデーは存在しません。
さて子供達はというと、大きな袋にお菓子をたくさん抱えて学校から帰ってきます。
ハロウィンの時みたいに!
アメリカの小学校のバレンタインデー
日本のバレンタインデーで一番忙しいのはおそらく中高生の女の子たちでしょうか?
どの子にチョコレートをあげようか? 何を手作りしようか?と友達同士でもバレンタインの話で熱くなるのもこのくらいの年齢かと思います。
でもでも、アメリカではバレンタインデーに忙しいのは小学生!
そのなかにはキンダー(幼稚園生)の生徒たちも含まれます。
小さな子供たちが、学校で過ごすバレンタインデーを楽しみにしています!
- クラスでギフト交換
- みんな大好きだよーってノリでクラス中に配る
- バレンタインデー・イベント
クラス全員でのギフト交換!
多くの小学校では、バレンタインデーに特別な時間をちょっと設けてくれます。
うちの子の学校では、バレンタインデー前に先生からお知らせが来ます。
「うちのクラスには〇〇人の生徒がいるので、バレンタインギフトに参加するひとは全員分のギフトを用意してください。
自分の名前を書いて、配りやすいように個別に袋などに入れてください」
というようなことが通達されます。
ふむふむ。クラス全員分のギフトかい!
お誕生日の招待状の時と同じく、数人だけを特別扱いしてはいけないのですね。
それから先生にも用意してあげたいので、「クラス人数+1」にすると良いです。
バレンタインデーまでの準備
クラスの人数がわかったところで、早速クラスメイトへのギフトを用意していきましょう!
バレンタインに用意するもの
- クラス全員分のギフト(お菓子、小物)
- クラス全員分の袋
- クラス全員へのバレンタインのカード
バレンタインのギフト
キャンディー
ギフトといっても何を準備したらいいんだろう?と考えちゃいますが、アメリカの小学生の定番はキャンディー。
この時期お店に行くといろんなキャンディーが詰まった大きな袋がたくさん並んでいます。
小さく個別に包装されているキャンディーを選びましょう。
クッキーなども楽しいのですが、手作りのお菓子は要注意!
なぜかというと、お菓子の材料によってはアレルギーをひきおこす生徒がいることもあるためです。
うちの子の学校でも、お店で買って材料が明記されたものでなければクラスでシェアすることはできません。
市販の小さなお菓子を購入するのが無難です。
手作りお菓子:home-baked goods, homemade treats
お店で買ってきたお菓子:store-bought baked goods, prepackaged treat
お家でお菓子作りをするのだったら、仲良しのお友達などには学校外の場所で保護者を通して渡してあげてくださいね。
小物
その他にも、鉛筆や消しゴム、シールなどの小物もよく見ます。
ワイワイいって楽しむのが目的なので特にこだわる必要はなくて、小さい袋に入って、人数分まとめて買えるようなものを用意してあげればOKです。
ディスカウントショップに行けば、パーティーのお返し用の小物(patry favor)などでちょうどいいのが売っています。
多くのお店でバレンタイン用にコーナーが設けてあります!
ギフトの袋
小さなギフトを入れるための小さな袋もクラスの人数分必要です。
お店に行けばバレンタイン用の小袋が10枚セットなどで売っていますが、わざわざ可愛いのを買わなくても、シンプルなZiplock式のビニール袋でも紙袋でもなんでも良いです。
中に入れる物の大きさに合う袋を用意しましょう!
バレンタイン・カード
忘れちゃいけないのがカード。
これまた小さくて、自分の名前となにか一言かければ、それだけでOKです。
Happy Valentine’s Day!
From:xxxxx
などのシンプルなもので十分です。なんなら名前だけでもOK!
相手の名前を一人ずつ書く必要はありません。一人ずつ名前をみながら配るのは時間がかかるので、さっさと配れるように宛名はかかないでね、といわれてます。
ディスカウントショップなどに行けば、小さな袋にカードがついているようなやつもあります。
バレンタインデー当日!
授業は普通通りにおこなわれますが、ランチのあとや帰る前の時間を使ってバレンタインのお楽しみが始まります。
多くの生徒が色々持ってきたものを配ってくれるので、クラスはにぎわってます。
とはいえ、ギフトの持ち込みは自由参加。
たとえ自分の子供が何も持っていかなくても恐縮することじゃないので、ちゃんとクラスメイトからのギフトをもらって帰ってきてくださいね!
様々な生活習慣、思想、宗教をもつ人々が集まるアメリカでは、学校でも多くの場合、家庭の方針や都合によってさまざまなイベントに参加する、しない、を個人に任せてくれています。
そして参加しなかったとしても、それによって気まずさや疎外感を感じる必要はありません。
アメリカは個人主義。自分の主義や家庭の方針にそぐわないことは学校側に伝えるとほかの方法を提案してくれたりします。
っていうか、普通にそのようにしているようです。
みんなに気を使って足並みをそろえなくても、堂々と意思を表すことができるのは窮屈じゃなくていいなと思います。
小学校でのバレンタインのイベント
小学校でバレンタインを祝うのは、楽しいイベントを通して親しい家族や友達に感謝や愛情の気持ちを伝えることが目的です。
ギフト交換も楽しいですが、その他にもクラスで、あるいは学校全体でのイベントを開いてくれるところもあるようです。
うちの弟くんがキンダー(幼稚園生)のときには、親もボランティアで参加できるバレンタイン・パーティーがありました。
グループに分かれてビーズでブレスレットを作ったり、バレンタインにまつわる本を読んだり、ハートの切り紙工作なんかをして楽しいひと時を過ごしました。
子供達と一緒にワイワイ過ごせるバレンタインデーなんて素敵ですよね!特にキンダーから低学年の間は、親も参加できる行事がいくつもあるのでどんどん参加することをおすすめします!
こんな大きくかわいいカードをつくってくれました!
今年はバレンタイン・ダンスパーティーなるものも開催されます。
校区内の中学校の体育館をかりきってのファミリー・ダンスパーティー。
キンダーから6年生までの生徒とその家族なら誰でも参加できるそうなので楽しみです!
家でも楽しめるバレンタインデーのアイデア
いろんなイベントが小学校であっているなんて楽しそうですね!
その楽しい気分を家族でも味わえるように、おうちでも子供と一緒にバレンタイン・スペシャルをやってみませんか?
おうちで一緒にできるお楽しみアイデアを紹介します。
- バレンタインデーのカードを作る
- バレンタインのお菓子を一緒につくる クッキー、チョコレート、ケーキなど
- ハート型の風船やお花を一緒に買ってきてお部屋に飾る
うちは子供たちとクッキーやブラウニーなどを作ってワイワイ食べるのが大好きです。
お友達と一緒にたくさん作って食べても楽しいですよ!
夫婦でのバレンタインデー
もちろん、バレンタインデーは小学生だけのお楽しみではありません。
性別に関係なくプレゼントを交換するのが一般的ですが、バレンタインデーに男性が女性に花を買っていく姿はとっても良く見られます。
うちでは私が子供達とクッキーやチョコレートケーキなどを焼いて待っているところに主人が大きな花束をもって帰ってきてくれていました。
バレンタインデーにはお家がとっても華やかになって大好きでした。
バレンタインディナーを計画したり、映画を見てリラックスしたり、お互いが愛情を伝えあって「大切にされている」と感じあえることがなによりのバレンタインデーだと思います!
ところで、こんなにワクワクするバレンタインデーですが、中学生のお姉ちゃんに聞いたことろ、中学ではバレンタインデーだからといって特別なことをするわけではないそうです。
カップルになっている友達は二人で遊びに行ったりするのでしょうが、シングルの友達にとってはただの一日(just another day!) だそうです。
お友達をよんでバレンタイン・パーティでも開いてみると楽しいかもしれないですね!
まとめ
子供たちの学校での楽しいバレンタインデーの様子をお届けしました。ワクワク感が伝わっていたら嬉しいです。
今年はクラス全員分のギフトを作っちゃいましょうか? イベントに参加するのもいいですね!
最後に小学校のバレンタインデーのまとめ!
アメリカの多くの小学校ではバレンタインデーにお楽しみ会をしてくれる!
バレンタインデーの準備
- クラス全員分のギフト(お菓子、小物)
- クラス全員分の袋
- クラス全員へのバレンタインのカード
とはいえ参加は自由。
もらってばかりでも気にすることはない。それがアメリカ流!
子供達のあまりに楽しそうなバレンタインデーの過ごし方にこちらまでワクワクしました。