アメリカ子供と学校

【アメリカの学校制度】K-12の意味~学年の数え方と年齢の早見表付き!

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こんにちは、カリフォルニア在住のひっきーままです。

アメリカの学校のシステムは日本とずいぶん違うので、初めてお子さんがアメリカの学校に通うとなると戸惑うことも多いですね。

  • 何歳でどの学年になるの?
  • アメリカの義務教育って何年間?
  • 高校には何歳からいくの?

などなど、私も時々お友達にきかれることがあります。

私も子供達が学校に通い始めるまで何も知らなかったので、色んな事に驚いたりあせったりしながら、ひとつずつ学んできました。

この記事ではアメリカの義務教育の期間や学年と年齢についてをまとめてみました。

ことごとく日本と異なるアメリカの学校のシステム!しっかり理解して慣れていくためのお手伝いができたらと思います。

この記事でわかること
  • アメリカの義務教育期間と学校の種類
  • K-12の意味
  • アメリカの学年の数え方
  • 学年と年齢の一覧
  • アメリカの学期の数え方

一覧表もつくったので、参考にしていただければ幸いです!

アメリカの義務教育は幼稚園から高校卒業まで

アメリカ義務教育

アメリカの義務教育期間

アメリカの多くの州では、幼稚園から高校卒業までの13年間学校に通うことが義務付けられています

ここでいう幼稚園とはキンダーガーテン(kindergarten)のことで、小学校1年生になる前の1年間だけをさします。 

幼稚園といっても日本のような2年~3年保育とは違います。

まず知っておかなければいけないのが、アメリカの学校の制度は州によって異なるということです。

これがそもそも「なんで?」と思うところですが、ゆっくり学んでいきましょう。

義務教育の期間も州によって「12年か13年」と違うのですが、それはキンダーガーテンを義務教育にするかしないかによって分かれます。

2023年1月現在、19の州とワシントンDCで幼稚園が義務付けられています。(参考:National Center for Education Statistics)

いきなり日本と違ってあわてますね。 

キンダーガーテンと義務教育については色々な問題があるようですが、実際には義務ではなくても大多数の家庭では自主的に子供をキンダーガーテンに通わせています

私の住む地域では「5歳になったらキンダー」が定着しています。

キンダーガーテンは小学校1年生になるための準備期間です。

読み書きや数の学習も充実しています。子供達が色んな学びをどんどん吸収するこの時期、キンダーガーテンに通わない子は通っていた子に比べて、小学校1年生の時点でかなりの差が開いてしまいます。

なのでこの記事ではキンダーガーテンを含めた13年間を義務教育期間として語っていきます。

K-12って何のこと?

もうお察しだと思いますが、キンダーガーテンから高校までの13年間の教育をアメリカでは「K-12」とよびます。

はじめの「K」はキンダーガーテンを表しています。

どこかで「K-12」を見たら学校の事か!と思ってください☆

時々学校の案内などで「K-8」と書いてあるのを見ますが、この場合はキンダーガーテンから中学までですね。

アメリカの学校の種類~K-12

アメリカK-12

さて、キンダーガーテンをはじめとするアメリカの学校制度K-12のなかにはいくつかの学校があります。

日本でいう幼稚園、小学校、中学校、高校はアメリカではこのように呼ばれます。

  • 幼稚園 ➡ Kindergarten 
  • 小学校 ➡ Elementary School
  • 中学校 ➡   Junior High School / Middle School
  • 高校  ➡   High School

Kindergarten は一般に小学校の中の一つの学年としてあつかわれます。Elementary Schoolは一般に5年間~6年間です。

中学から高校あたりが、ちょっとまぎらわしくなります。

日本の中学にあたる学校には

  • Junior High School
  • Middle School

という二つのスタイルの学校がありますが、どちらに通うのかは学区によって異なります。

Junior High School / Middle Schoolの違い

一般にいわれている違いは以下の通りです。

  • Junior High School ➡ 教科のカリキュラムを重視することがおおい
  • Middle School ➡ 人格形成や社会性などを重視することがおおい

ですが、学校によってポリシーが違うので必ずしもそうであるわけではないです。どちらが良い・悪いということもないです。

うちの子は Junior High School に通ってます。
ホームルームがなく、各自の時間割にそって時間ごとに教科の先生の教室で授業をとっています。
ちょっとドライな感じもしますが、楽しくやってるようですよ!

また、各学区において通う年数も違っています。

  • うちの学区: Junior High School は2年間(7-8年生)
  • 同じ州内のいとこの学区: Middle School に3年間(6-7-8年生)

なんで統一しないのか・・・? 分かりにくいですよね。

アメリカの学校と学年

学校と学年

アメリカと日本、まだまだ違う事があります。

つぎは学年の数え方です。

アメリカの学年の数え方

アメリカでは、学年を小学校の1年目から高校までの12年間を続けて数えます

1年生、2年生….11年生、12年生という具合です。

日本だと中学校になると中学1年生、高校だと高校1年生からのスタートになりますが、アメリカの場合、1年生は Elementary schoolだけです。

なので高校を卒業するときには12年生になっています。

この数え方に慣れてないと、いつまでも「うちの子は何年生だっけ?」なんて考えてしまいます。

アメリカの学年の呼び方

では学年の呼び方について。

「学年」はGrade(グレード)といいます。

  • 1年生= 1st grade(ファーストグレード)
  • 2年生= 2nd grade(セカンドグレード)
  • 3年生= 3rd grade(サードグレード)・・・と続く
  • 11年生=11th grade
  • 12年生=12th grade

Kindergarten の年は(Grade-K)と略されます。

それから面白いことに、高校の4年間についてはグレードごとに独特の名前でよぶこともあります。

  • 9th grade : freshman(フレッシュマン)
  • 10th grade :sophomore (ソフモア)
  • 11th grade: junior (ジュニア)
  • 12th grade: senior (シニア)

高校卒業の年の生徒は 12th grade の Senior になりますね。

私の勝手な感想ですが、アメリカの高校生の多くは大きいし、私服だし、化粧してるし、卒業するころには本当に「シニア」っていう感じの貫禄です。

大学でも「ジュニア」とか「シニア」とか言いますが、高校生もこの呼び名を使っていることが多いようですよ。

アメリカの学年と年齢 

特に日本からアメリカに転入される方などは「何歳の子供はどの学年になるのか?」が気になるところですよね。

Kindergarten は5歳で、ピカピカの1年生は6歳で入学です。

ちなみに多くの学校は8月に始まりますが、Kindergarten に入学するためには5歳になっていることが条件になります。

いつ5歳の誕生日をむかえると入学できるのかは州によって違うので、確認が必要です。

カリフォルニアではその年の9月1日までに5歳の誕生日をむかえる子供はKindergartenに入学できます。

アメリカの幼稚園、小学校への申請は【アメリカのキンダーガーテン】申し込み手続きをしよう!をご覧ください。

では年齢と学年の早見表です。

  • 5歳 = kindergarten
  • 6歳= 1st grade
  • 7歳= 2nd grade
  • 8歳= 3rd grade
  • 9歳= 4th grade
  • 10歳= 5th grade
  • 11歳= 6th grade
  • 12歳= 7th grade
  • 13歳= 8th grade
  • 14歳= 9th grade (freshman)
  • 15歳= 10th grade (sophomore)
  • 16歳= 11th grade (junior)
  • 17歳= 12th grade (senior)

6-3-3だけじゃないアメリカの学校

日本だと、どこに行っても小・中・高校は6-3-3(6年+3年+3年)の12年ときまっていますが、アメリカではこれがまた地域によって異なります。

小・中・高が、6-2-4だったり5-3-4だったりします。

日本の中学に相当するものにJunior High SchoolとMiddle Schoolの2種類があるといいましたが一般に、

  • Junior High Schoolは 7年生~8年生の 2年間
  • Middle Schoolは 6年生~8年生の 3年間

となっている学校が多いように思います。

これは州ごとじゃなく学区ごとに違います

例えば同じカリフォルニア州内でも、うちの6年生の子はElementary Schoolですが、州内に住む同じ年のいとこは6年生でMiddle Schoolに行ってます。

うちの学区は6-2-4制ですが、いとこの学区は5-3-4制をとっているからです。

私はまったくその辺のことを知らなかったので、「え?そうなの!」とまたしても驚きました。

色々なパターンがありますが、よくあるのはこの3パターンです。

  • 5-3-4制:小5・中3・高4
  • 6-2-4制:小6・中2・高4
  • 6-3-3制:小6・中3・高3

面倒ですね、わかります!
混乱してくると思うので、この記事の総まとめとして一覧表を作ってみました。

主な3つのパターンにわけて、年齢ごとの学校と学年をまとめています。

学年と年齢の早見表

アメリカの学校 学年と年齢

学校の年度と学期の区切り

年度と学期

最後にアメリカの学校の年度と学期の区切りについてお話して締めたいと思います。

日本だと学校は4月に始まり、1年間に3学期ありますね。

アメリカの学校の1年間はSchool Yearとよばれ、多くの学校は8月に始まります。

アメリカの学校の登校日数は年間180日で、週末を含めると約36週間ということになります。

日本の200日前後と比べるとやや少ないですね。

学期は・・・これがまた、学区によってまたは学校によって分けかたが異なるので、個別にチェックが必要です。

以下の3つの学期制があります。

  • 2学期制:Semester System(約18週×2学期)
  • 3学期制:Trimester System(約12週×3学期)
  • 4学期制:Quarter System (約9週×4学期)

うちでは、弟くんが通う Elementary school が3学期制で、お姉ちゃんの Junior High School は4学期制なので、学期末テストの期間も通知表をもらう時期も違います。

いやー、何かとわかりにくいんですよ。でもちゃんと覚えて慣れていくしかないですね。

この記事は「うわー!なんかややこしい!」と頭をかいているあなたのために書きました。

最後までお読みいただきありがとうございました!

学校の種類や学年について、色々まとめましたが、お役に立てると嬉しいです。 頑張っていきましょうね!

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