こんにちは、カリフォルニア在住のひっきーままです。
「けがしちゃった」って英語で言えますか?
アメリカで生活していて、またはアメリカに旅行して、万が一けがをした場合、英語で痛みの感覚を伝えることは重要なスキルとなります。
医療スタッフに状況をわかってもらい、的確な処置をしてもらうためにもケガに関する英語表現をしっていることは大切ですよね。
私も最近、転んでけがをしてしまい、医者にけがの様子を伝えることがあったのですが「これ何ていうんだっけ?」と、とっさに表現が思い浮かばなかったものがいくつもありました。
この記事では、ケガに関する英語表現を、痛みの度合いから感覚、緊急時に使えるフレーズまで、幅広くご紹介します。
アメリカでの生活に必要な英語力を身に付けるために、是非お役立てください!
- ケガの種類を英語で言える
- 痛みの度合いを英語で表現できる
- ケガをした時に使えるフレーズがわかる
英語で覚えるけがの種類
アメリカ生活も長くなりましたが、その間にけがしたことはほとんどありませんでした。でもここ数年、やたら転んだりしてけがが増えてしまったんですよね。
そして、子供達もスポーツやいろんな活動が活発になるにつれ、けがをして帰ってくることも増えています。
そんな時、子供や周りの人たちとの会話でけがの種類を英語で覚えておくことは重要なスキルとなります!
ここでは身近に起こりやすい種類のけがについて、英語での表現を紹介します。
けがの種類を英語でいってみよう
けがといっても様々ですが、けが全般をさすのは「injury」です。
そのなかでも特定のけがの種類を英語で紹介します。
軽いけが
- かすり傷: graze, scrape
- 擦り傷: abrasion, friction burn
- 切り傷: cut, laceration
重度のけが
- 腫れ: swelling
- 捻挫: sprain, twist
- 打撲: bruise
- 肉離れ: muscle strain, pulled muscle
- 骨折: fracture, broken bone, cracked bone
- 脱臼: dislocation
“fracture” は、完全骨折や骨にひびが入った状態を含めて、骨の損傷を表す広い範囲の用語として使われます。
一般的には
- 「骨が折れる」→ broken bone
- 「骨にひびが入る」→ fractured bone や stress fracture
という表現をよく聞きます。
骨折やひびの英語表現の例です。
- I broke my arm.(私は腕を骨折しました。)
- I fractured my ankle.(足首を骨にひびがはいった。)
捻挫に関連する英語の表現もいくつかあります。
捻挫した時の英語の表現
- I sprained my ankle.(足首を捻挫した。)
- She twisted her ankle while jogging.(ジョギング中に足首を捻挫した。
- He rolled his ankle while playing soccer.(サッカーで足首を捻った。)
痛みを表現する英語フレーズ
10段階の痛みの度合いを表す表現
けがも色々あるし、痛みの度合いも軽いものから激痛まで様々ですよね。「どのくらい痛い?」を表現できると、周囲とのコミュニケーションがより明確になります。
でも、痛みの感覚や強度を伝えるって意外と難しいんですよね。
よく小学校の保健室(nurse’s office)には、子供でも自分の痛みをちゃんと伝えられるように、「Pain Scale」というチャートが貼ってあります。
- 保健の先生:school nurse
- 保健室:nurse’s office
痛みの程度を10段階の数値で表すことで、どれほど痛いのかを的確に判断するツールとしてとても便利です。
ここではその10段階の痛みの表現を紹介します。
- 0 No pain: 痛みがない
- 1 Very mild : とても軽い痛み
- 2 Discomfort: 不快感、軽い痛み
- 3 Tolerable: 痛いが耐えられる
- 4 Distressing :苦痛がある
- 5 Very distressing:非常に苦痛がある
- 6 Intense:強烈な痛み
- 7 Very intense:非常に強烈な痛み
- 8 Horrible:ひどい痛み
- 9 Severe/ Unbearable:激しく耐え難い痛み
- 10 Unimaginable/ Unspeakable:言葉にできないほどの激痛
あんまり細かく分かれていても逆に難しい・・・?
こちらは5つに分けた簡単バージョンです。かっこの中は10段階評価の場合の数字です。
- No pain (0): 無痛
- Mild pain (1-3): 軽度の痛み、不快感
- Moderate pain (4-6): 中程度の痛み
- Severe pain (7-9): 激しい痛み
- Worst pain (10): 最悪の痛み、動けない
レベル7以上の「Severe pain」を使うとかなり痛いんだな、とわかってもらえます。
その他にも痛みの度合いを表す英語表現には以下のようなものがあります。
- Uncomfortable: 不快な痛み、気持ち悪い
- Tender: 触ると痛い
- Sharp pain: 鋭い痛み
感覚的な表現~ズキズキ、ガンガン
日本語では「ズキズキ痛む」とか「頭がガンガンする」といった痛みの感覚を表現する言葉があります。これを英語で言おうとすると「どう訳すんだ?」とつまってしまいます。
日本語はことに擬音語・擬態語(オノマトペ)が多いのだそうですが、そのおかげで本当に絶妙な感覚を伝えられますよね。
英語の場合ほとんどの痛みの表現には動詞が使われます。
英語ではオノマトペはonomatopoeia(オノマトピア)といいます
痛みの感覚を伝える英語表現
英語で「ズキズキ痛む」は「throbbing」、「頭がガンガンする」は「pounding」などの動詞になります。
痛みの感覚を表す表現としてよく使われるものを紹介します!
- throbbing : 一定の間隔で痛みが鋭く襲ってくる感覚
- pounding:ガンガンと打たれるような痛み
- pulsing : 波のようにやって来る痛み
- stabbing:刺されるような鋭い痛み
- aching:ズキズキする痛みが続く、引っ張られるような痛み
- burning:焼けつくような痛み
- cramping : 痙攣するような痛み
- shooting : 一瞬にして走るような痛み
いろんな表現がありますが、こういうのは感覚的なものなので日本語から直訳するのは難しいです。
この時にはこれ!っていう決まった言葉でもないので、生活のなかで感覚を覚えていくのが一番です。
子供が伝える痛みの感覚
アメリカの子供たちがよく使う痛みを表現する英語フレーズを紹介します。もちろん大人も使えるシンプルな表現です。
子供たちがよく使う痛みの表現
- Ow! : 痛い!
- It hurts! : 痛い!
- Ouch! That really hurts!:マジで痛い!
- It’s painful!:痛い!
- It’s sore. : 痛い、(触ると痛い、筋肉痛など)
- It’s throbbing. : ズキズキする
- It’s aching. : 痛い(ズキズキ続いている痛み)
けがした時に知っておきたい英語表現
最後に日々の生活で、そして緊急時にも使える幅広い実践的なフレーズをまとめました。
ぜひ参考にしてください!
けがしちゃった!
まずはこの記事の冒頭での質問「けがしちゃった!」を英語で言ってみましょう!
正解は「I got injured!」です!ほかにも言い方はありますが、これが一番よく使われています。どんなけがの場合にも使える万能フレーズです。
一般のけがに使える会話フレーズ
- I fell down and got injured.(転んでけがをしました)
- I fell down the stairs and twisted my ankle.(階段から落ちて足首を捻挫しました)
- I tripped on the sidewalk and scraped my knee.(歩道でつまずいて膝を擦りむきました)
fall と trip の違い
「転んだ」と言うのはfallとtripがあります。
「Fall」は、一般に立っている人が倒れるときに使われます。
例えば、滑ったり、転んだり、めまいがして倒れるなどの場合です。
一方、「Trip」は、歩いている人がつまづいて転ぶことを指します。つまずく原因として、障害物や段差がある場所、注意力散漫などがあります。
緊急の時に使う表現
緊急時の表現
- Call 911!(救急車をよんでください!)
- I need medical attention.(医療の手当が必要です)
- Please call an ambulance.(救急車を呼んでください)
- Do you know where the nearest Urgent Care is?”
(最寄りのUrgent Careがどこにあるか知っていますか?) - I’m in a lot of pain.(非常に痛いです。)
まとめ
思わぬところでけがをした時、とっさに英語で適切な表現を使うことはなかなか難しいです。子供がけがをした時にも、ついついあせって言葉が出なくなったりもします。
でも、痛みの表現を覚えておくことは、子供や周囲の人々とのコミュニケーションをとるうえでとても大切なので、ご紹介した様々な表現を参考にしていただければと思います!
緊急時には、”Call 911″ や “Get help” など、助けを求めるフレーズを覚えておくことも大切です。
私はお産の時に看護婦さんにきかれました。かなり痛くなっても、まだまだ想像以上の痛みがくるのだろうと覚悟をしつつ「レベル8」だとずっと言っている間に産まれてしまいました!