こんにちは カリフォルニア在住のひっきーままです。

初夏から秋にかけてアメリカの多くの都市では夏の大イベント、カウンティフェアが開催されます。

子供にとってはワクワクの移動遊園地がやってくるんです!
あの巨大な観覧車やローラーコースターが続々と運びこまれていく様子に私もワクワク!

今日はこのアメリカの夏には欠かせないカウンティフェア、その魅力をご紹介します!

カウンティフェアとは?

アメリカの各地で開催されるカウンティフェア。

カウンティとは「郡」のことで、町や市が集まった大きな行政区画です。

カウンティフェアとは、その名のとおりカウンティ(郡)規模のお祭りで、地元の人達ばかりでなく遠くからの観光客も集まるアメリカの夏のビッグイベントなのです!

1800年代に始まったといわれるカウンティフェア。もともと農家の人たちが牛や豚などを出展して賞を競ったりしたのが始まりでした。

その後、より多くの家畜や農産物の展示、食べ物の販売などが加わって大規模なものになっていきました。

「シャーロットのおくりもの」(Charlotte’s Web)の話をご存じですか? この中で豚のウィルバーが連れていかれた大きな展示会がまさにカウンティーフェアです!

ローカルな催しとはいえ、その規模は驚くほど大きい!

広大な敷地にドッカーンと移動遊園地をもってきてしまうからビックリ。

一日歩き回っても飽きないほどで、家族みんなで楽しめる年に一度のお祭りです。

カウンティフェアは「地域の一年」が集まる場所

カウンティフェアというと、まず大きな観覧車や遊園地の乗り物を思い浮かべますが、単なる夏の遊園地ではありません。

地域の農家や牧場、学生、アーティスト、地元企業などが集まり、その土地の農業や文化、暮らしを紹介する「地域の大きな発表会」のような場所でもあります。

会場には、牛、豚、ヤギなどの家畜だけでなく、地元で育てられた野菜や果物、花、お菓子、ジャムなどがずらりと展示されます。

地域の人たちが農産物、家畜、手芸品などを持ち寄って表彰する場として発展してきたイベントに、移動遊園地、コンサート、ショーなどが加わり、家族みんなで楽しめる大きなお祭りになっているんです。

カウンティフェアには何があるの?

カウンティ―フェアの大きな敷地内には大人も子供も楽しめるたくさんのショーや展示があります。

  • 遊園地の乗り物で遊ぶ
  • 動物をみたり餌をあげたりする
  • 動物のレースを見る
  • コンサートを楽しむ
  • 屋台・アイスクリームなどの食べ歩き

子供が大好きなふれあい動物園で動物たちとの時間をすごしたり、コンサートを楽しむのもよし。食べ物の出店も列をなしていて、いろんな味を楽しめます!

カウンティフェアの乗り物

子供達の一番のお目当ては遊園地の乗り物

カウンティフェアに行ってまず目にとまるのが、大きな観覧車(Ferris Wheel)、そして本格的な乗り物の数々。

ことに日暮れを過ぎるとキラキラの電飾で一気にお祭り感倍増!

観覧車にのって自分の家はどこらへんかなーと高いところから見下ろすと、いつもとは違った風景が見えてくるものですねー。

他にも、ジェットコースター、お化け屋敷、フリーフォールなどの絶叫系の乗り物なども満載です。大人でも楽しめる乗り物がたくさんあります。

移動遊園地って簡易的なものなんでしょ?なんてあなどってはいけません!

これが凄いのです!

カウンティフェア:絶叫マシーン
絶叫マシーンもある!

もちろん小さな子供達が楽しめるような汽車の乗り物、メリーゴーランド、ミラーハウス、ゴーカートなどもありますよ!

同じ子ども向けの乗り物でも、

・一人で乗れる最低身長
・大人と一緒なら乗れる最低身長
・保護者にも乗り物チケットが必要か

といったルールがそれぞれ違います。

小さなお子さんの場合「せっかくリストバンドを買ったのに、身長が足りずに乗れるものが少なかった」ということもあるので、購入前に公式サイトの身長制限を確認しておくと安心です。

乗り物は一日券のリストバンドを買って乗り放題にするか、トークンを買っていくつかだけに乗ることもできます。

最近では、昔ながらの紙のチケットだけでなく、カードやアプリにクレジットを入れて乗る方式も増えているようです。

カーニバルゲーム

カーニバルゲームのエリアには、輪投げ、ボール投げ、風船割り、などの屋台がずらりと並びます。

大きなぬいぐるみが飾られているので、子どもは「絶対にあれを取りたい!」となるかもしれません。

ゲームは入場料や乗り物料金とは別料金です。簡単そうに見えて、実際にはなかなか景品が取れないこともあります。

最初に「ゲームは2回まで」「使うのはこの金額まで」と家族で決めておくと、子どもとの交渉が少し楽になります。

動物たちの展示(Farm Animals)

もう一つ、カウンティーフェアに欠かせないのは動物たち。

その地の農家や牧場で育つ動物たちの飼育の様子を見ることができます。

動物のいる家畜小屋(Livestock Barn)では、地域の子どもや高校生が、自分たちで育ててきた牛、豚、羊、ヤギ、ニワトリなどを展示しています。

参加しているのは、主に4-HやFFAなどの青少年農業団体に所属する子どもたちです。

4-H:農業、動物、料理、裁縫、科学、リーダーシップなどを体験しながら学ぶ青少年プログラム
FFA:学校の農業教育と結びついた中高生向けの団体

私たちが動物を見て回っている間にも、その横では子どもたちが餌を運び、動物を洗い、寝床を掃除したりしています。

イベントや品評会に参加する動物たちもいます。

カウンティフェアは、来場する子どもが動物に触れる場所であると同時に、出展する子どもが責任感や努力の成果を披露する場所でもあるんですね。

動物たちがどう地域に役立っているのかを教えてくれたり、動物のレースもみせてくれます!

たくさんの豚の赤ちゃんや、牛の乳しぼりの様子なども面白いです。

ふれあい動物エリア(Petting Zoo)

柵のなかの動物たちを見るだけでなく、さわってみたり餌をあげたりできるふれあい動物エリアもあります。

ヒツジやヤギなどを初めはこわごわ触る子供達もだんだん慣れて餌をあげてきました。

子供たちも動物とのひとときに大喜びです!

コンサート

ローカルのバンドカントリーミュージシャンなどが続々と登場して会場を盛り上げてくれます。

会場に大きなステージが組まれた本格的なコンサートや、芝生に寝っ転がって楽しめるようなオープンなものもあります。

場所によっては有名バンドがくることも!

農作物、民芸品の展示と販売

フェアに出展できるのは動物だけではありません。

地域でとれる農作物の出展や試食会ローカルの民芸品などの販売も行われています。

地域の農民が家畜の品評会をしたり農作物の促進販売するというルーツはいまでも健在です。

その土地の農業についての教育や体験を提供したり、若い世代の新しい技術を共有したりという活動も活発です。

植物の育て方を教えながら苗を持ち帰らせてくれたブースもありました。

カリフォルニアは火事が多いので、消防署のブースでは火災についての知識や安全対策を教えていました。

野菜、花、絵、写真、学校のプロジェクトなど、子どもの作品の展示が用意されているフェアもあります。

毎年フェアに遊びに行くだけだった子どもが、次の年には自分の絵や写真を出品する側になることもあります。

地元の子供達にとっては「見るだけのお祭り」ではなく、自分が参加する機会もあるところがアメリカのカウンティフェアの面白さです。

食べもの 出店の食事

一日歩きまわってお腹もぺこぺこ!

カウンティフェアの出店には美味しそうな食べ物がたくさん!

ちょっとスナックがてら食べるには、ポップコーンや焼きとうもろこしなんか調度いいかも?

甘い系だと綿菓子やファネルケーキ(Funnel cake)という揚げ菓子が人気です。

シナモンロールとコーヒーで一息ついてリラックス。

カウンティフェア: アイスクリーム

暑い夏にはアイスクリーム、かき氷などの冷たいお菓子やレモネードもいいですね。

アメリカの夏によく登場するDippin’dotsというアイスクリームが子供たちのお気に入り。

しっかり食べたい時にはタコス、ホットドッグ、BBQチキン、サンドイッチなどもありますよ!

私が食べたのはチキンのケサディア。なかなかデカくて美味しい!

マーケットプレイス

民芸品やアート作品の販売にくわえ、日用品や服、雑貨などの週末のフリーマーケットのような賑わいをみせているのがマーケットプレイスです。

ちょっとした小物やTシャツなどをお土産代わりに買っていく人も多いようですね。

何もない敷地に遊園地ができるワクワク感

カウンティフェアが始まる少し前になると、大きな乗り物やフードワゴンが次々と運び込まれているのを見ることがあります。

昨日まで何もなかった場所に、観覧車の骨組みが立ち上がり、ジェットコースターのレールが並び、カラフルなゲームの屋台のスタンドが並び始めます。

そして開催直前になると電飾が付き、準備が完成。

数日から数週間、一気にお祭り気分満載になったと思ったら、フェアが終わると再び解体され、次の町へ移動します。

子どもにとっては、いつもの町に突然遊園地が現れる感覚です。

近くを通る車の中から少しずつ出来上がる観覧車を見て、

「もうすぐフェアだね」
「今年は誰と行こうかな?」

と話す時間も、カウンティフェアの楽しみのひとつ。

そしてフェアが終わると、あれほどにぎやかだった遊園地が数日で消えてしまいます。

毎年、短い期間だけ現れるからこそ、特別な夏の思い出になるのかもしれませんね。

地域によって違うカウンティフェアの特色

ハリウッドやシリコンバレー、大都市のイメージが強いカリフォルニアですが、実はアメリカを代表する一大農業地帯です。

州内には農場や牧場を含む約6万以上の農業経営体があり、400種類以上の農産物が生産されています。

出典:California Department of Food and Agriculture(CDFA)、USDA。

カリフォルニアは50年以上にわたり、全米でもっとも生産力の高い農業州としての地位を保っています。

農業や牧畜は地域の暮らしとも深く結びついていて、フェアで農産物や家畜の展示、青少年農業団体などに参加する子どもたちの活動が大切に紹介されているのも、こうした豊かな農業文化が背景にあるからです。

カリフォルニア州はとても広く、地域によって育てられている農作物や家畜、歴史、文化が違います。

そのため、カウンティフェアの内容にも地域の特色が表れます。

私が住むセントラルコーストでは、農業や牧場が盛んで、家畜の品評会、ロデオ、トラクターなどが大きな見どころになります。

ロサンゼルス、オレンジカウンティ、サンディエゴなど人口の多い地域では、昔ながらの農業展示に加え、多文化の食、音楽、科学やテクノロジーの展示、大規模なコンサートなども充実しているようです。

家族でカウンティフェアを楽しもう!

カウンティフェアの入場料

カウンティフェアの料金は、会場、曜日、子どもの年齢、オンラインで事前購入するかどうかによって異なります。

私たちが行った時の入場料は$15~$20程度でしたが、場所によって、また曜日などによっても料金はさまざまです。

また、一般的に次の料金は別々にかかります。

・駐車場料金
・カーニバルの乗り物
・カーニバルゲーム
・食べ物や飲み物
・一部のコンサートや特別イベント

家族全員で乗り物やゲーム、食事を楽しむと、思ったより高額になることがあります。

多くの会場では初日割引、Senior Day、 Child Dayなどの割安で入れる日があったり、開催期間中何度でも行けるシーズンパスを販売したりしています。

オンラインで事前購入すると安くなるフェアもあります。

公式サイトで特別割引日、乗り物の回数券やリストバンドの有無などを確認してから行くとよいですね。

私は「5時前に入場すると$5」という割引の日に行ってきました。

各種割引はウェブサイトをチェックしてみてくださいね。

ベビーカーやワゴンがあると便利

会場はとても広く、一日でかなりの距離を歩きます。

普段はあまりベビーカーに乗らない年齢の子どもでも、夕方には疲れて「もう歩けない」となることがあります。

会場で許可されている場合は、ベビーカーがあると、子どもの休憩だけでなく、水や上着などを運ぶのにも便利です。

持っていくと便利なもの

長い時間歩き回るので、帽子、日焼け止め、水筒、着替えなどが推奨されます。

以下のようなものがあると役に立つと思います。

  • 帽子と日焼け止め
  • 歩きやすい靴
  • 夕方用の薄い上着
  • ウェットティッシュ
  • 子どもの着替え
  • 大き目のバッグ(工芸品や買い物をした時用)
  • モバイルバッテリー
  • ベビーカー

食べ物、水筒、クーラーバッグ、ワゴンなどの持ち込み規則は会場ごとに違うため、公式サイトのFAQなどを確認してください。

動物を触った後は石けんで手を洗う

ほとんどの場合、動物エリアの近くには、手を洗う場所が用意されています。

動物や柵、餌などにさわった後には、食べ物を口にする前に、石けんと流水でしっかり手を洗いましょう。

可愛い動物たちですが、感染する細菌を持っている可能性もありますので、動物エリアでの飲食はひかえ、手洗いを徹底することが大事です。

はぐれたときの集合場所を決めておく

フェア会場は人が多く、音楽や乗り物の音も大きいため、ほんの少し目を離した間に子どもを見失う可能性があります。

大きな子供と一緒なら、入場したら、目立つ建物などを集合場所に決めておくといいですね。

小さな子供とはしっかり手を握って、離れて歩かないように注意しておいてくださいね!

会場によっては、本当に広すぎて、大人でも迷子になるかもしれません。入場ゲートが複数あるところもありますので、どのゲートから入ってどこに車を止めたのかしっかりと覚えておきましょう。

小さな子ども連れのおすすめの回り方

すべてを一日で見ようとすると、大人も子どもも疲れてしまいます。

小さな子どもと行く場合は、次の4つくらいを楽しめれば十分です。

  1. 動物を見る
  2. 子ども向けの乗り物に乗る
  3. イベント・ショーを見る
  4. フェアらしい食べ物をたべる

最初に公式サイトの日程と会場マップを確認し、見たいものをいくつか決めておくのがコツです。

子どもが動物をじっくり見たがったり、同じ乗り物に何回も乗りたがったりしても、それもフェアの楽しい思い出。

予定どおりに全部回ることより、その子が「また来たい!」と思える一日になることを大切にしたいですね。

カリフォルニア州のカウンティフェア
 10選の日程一覧

カリフォルニア州には全部で58のカウンティがあるので、カウンティフェアの数もそうとうなものです。

中でも国内最大規模はSan Diego County FairLos Angeles County Fairで、入場者数においても敷地面積においてもアメリカ最大級のカウンティフェアです! 

100万人以上の人が訪れるそうです。

通常のカウンティフェアは1週間程度ですが、San Diego と Los Angeles は1か月近く開催されています。

カリフォルニアの数あるカウンティ(郡)の中から、ここでは10郡にしぼって、その日程と開催場所をお届けします。

カウンティフェア 10選の開催日程

County名開催日開催場所
Kern County Fair2026年 9/23(水)~10/4(日)Kern County Fairgrounds(Bakersfield)
Los Angeles County Fair2027年 5/6(木)~5/31(月)Fairplex(Pomona)
Monterey County Fair2026年 9/3(木)~9/7(月)Monterey County Fair & Event Center(Monterey)
Orange County Fair2026年 7/17(金)~8/16(日)OC Fair & Event Center(Costa Mesa)
Riverside County Fair2027年 2/11(木)~2/28(日)Riverside County Fairgrounds(Indio)
Sacramento County Fair2026年 5/21~5/25Cal Expo(Sacramento)
San Diego County Fair2026年 6/10~7/5Del Mar Fairgrounds(Del Mar)
Santa Barbara County Fair2026年 7/3~7/5 & 7/8~7/12Santa Maria Fairpark(Santa Maria)
Santa Cruz County Fair2026年 9/16(水)~9/20(日)Santa Cruz County Fairgrounds(Watsonville)
Ventura County Fair2026年 7/29(水)~8/9(日)Ventura County Fairgrounds(Ventura)

あなたもぜひお住いの郡のカウンティフェアをチェックしてみてくださいね!

夏の暑さをふっとばす楽しい家族のイベントになること間違いなしです!

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