【アメリカ】高校生の1日はこんな感じ!朝7時から放課後まで
こんにちは、カリフォルニア在住のひっきーままです。
朝7時、まだいつもの登校ラッシュが始まる前に、パンパンに詰めたバックパックを抱える子供達を学校に送っていきます。
この日は、通常の1時間目より前に受ける「0 Period(ゼロ・ピリオド)」がある日。0 Periodが終わるころになると、今度はスクールバスや保護者の車、生徒が運転する車が次々と到着し、静かだった学校の周りが一気ににぎやかになります。
アメリカの高校では、生徒によって履修科目も時間割も違います。授業が終わるたびに教室を移動し、ランチではいつもの友達と合流。放課後はスポーツへ行く子もいれば、アルバイトやボランティア、Tutoringに参加する子もいます。
この記事では、カリフォルニア州の公立高校に通うわが家の子どもたちの例をもとに、朝の登校から放課後、家に帰ってからの宿題まで、高校生の1日をたどってみます。
学校の開始時刻や時間割、0 Period、携帯電話、ランチなどのルールは、地域や学校によって異なります。ひとつの地域のリアルな高校生活として読んでくださいね。
高校生の1日の流れ

わが家の息子は、通常の6科目に0 Periodを加え、日によっては合計7つの授業を受けています。
アメリカの多くの高校では、授業ごとに科目、先生、教室、クラスメートが変わります。決まったホームルームで先生を待つのではなく、生徒が自分の時間割に沿って校内を移動する形です。
毎日色んな活動に精をだして忙しくしています!
早朝の授業「0 Period」朝7時に始まる日も!
0 Periodは、通常の1時間目より前に設けられる授業時間です。すべての学校にあるわけではなく、生徒全員が取るわけでもありません。
現在、息子の0 Periodは月曜日と水曜日の週2回。朝7時から8時30分までの長い授業です。
別の年度には、月曜日から木曜日まで週4回、7時30分から8時30分という時間割だったこともありました。
わが家の子どもたちが通った中学校は、登校時間が午前9時ごろと遅めでした。そのため、高校へ入って急に朝7時、7時30分から授業となると、最初は生活リズムを合わせるのが大変だったかもしれません。
うちの学校では、0 Periodにコミュニティカレッジと連携したクラスなど、通常の高校の授業枠とは少し違う科目が入っています。ほかにも、0 Periodではないものの、スポーツの朝練で早く登校する生徒もいます。
0 Periodの日は朝食もスピード勝負
朝7時から授業がある日は、起きてからバタバタと用意をして、すぐに出発します。
ゆっくり朝食を食べる余裕がなく、簡単なサンドイッチを作って持たせる日もあれば、家で卵だけ焼いてさっと食べる日もあります。
朝からおなかがすいていては力が入らないので、ランチとは別にサンドイッチや軽いスナックなどを持っていくことも多いです。
朝時間があれば、学校の朝食を食べる日もあるようです。
カリフォルニア州の公立校では、通常の1時間目が始まる前に学校で朝食を販売しています。
午前8時30分、登校ラッシュがやってくる
0 Periodが終わる午前8時30分ごろは、多くの生徒が登校してくる時間です。
登校時刻の5~10分前になると、学校近くの道は一気に混みます。
スクールバス、保護者の送迎車、歩きや自転車で来る生徒、そして自分で運転してくる高校生。大きな高校では5台、6台のスクールバスが出入りすることもあり、朝の学校前はなかなかの光景です。
高校3年生くらいになると、自分で車を運転して通学する生徒も増えてきます。なので駐車場も先生と生徒の車でいっぱいです。
ベルが鳴ったらTardy!遅刻のルール
うちの子どもたちの学校では、午前8時30分の始業ベルが鳴ると門が閉まり、それ以降に到着した生徒はTardy(遅刻)として扱われます。
遅れて入った生徒は「Tardy Pass」を受け取り、遅刻したことを学校のオフィスに報告してから教室へ向かいます。(Tardy Slipとよぶところもあるようです)
3回遅刻したら欠席1日の扱いになるなど、学校によってそれぞれのルールがあるようです。学校のAttendance Policyを確認しておくと安心です。
1時間目は姉弟そろってBandからスタート
うちの子どもたちの1時間目はBandです。お姉ちゃんと弟が同じクラスを取っていて、二人そろってブラスバンドを楽しんでいます。
このBandの先生は、高校生だけでなく中学生や小学生にも教えている、この学区の「スーパー先生」。子どもたちは小学生のころからお世話になっていて、生徒からの信頼も厚い大好きな先生です。
授業中のスマホ禁止へ
2026年度から、子どもたちの学校では学校開始から下校時間までの携帯電話の使用が禁止され、基本的にランチタイム以外は携帯電話をバックパックの中へしまっておくルールになりました。
クラスの移動中や、授業が早く終わった時などにスマホを見たりテキストを送ったりできません。
先生によっては、教室に入るときにスマートフォンを専用のボックスや壁掛けポケットへ入れるルールにしていることもあるそうです。
カリフォルニア州では2026年度から「Phone-Free School Act」により、各学区や学校で、学校でのスマートフォン利用を制限または禁止する方針になりました。緊急時の扱いや具体的なルールは学校・学区の方針によって異なります。
全員が一斉に教室移動!6分のPassing Period
授業と授業の間には、Passing Periodと呼ばれる移動時間があります。うちの子どもたちの学校では、6分ほどです。
授業終了のベルが鳴ると、すべての教室から生徒たちがざわざわと出てきます。
次の教室へ足早に向かう子、別のクラスを取っている友達と少しだけ話す子、急いでトイレへ行く子。別の建物まで歩いたり、階段を下りたりする必要がある場合もあり、6分は意外とあっという間です。
時間割には、各クラスの教室番号が書かれています。慣れれば迷いませんが、新学年の初めは「次の教室はどこ?」と時間割を見ながら歩く生徒も多いです。
授業の様子は?クラスの雰囲気は?
生徒ひとりひとりで時間割が違うため、仲のよい友達と授業がひとつも重ならないこともあります。
その反対に、授業ごとに新しい知り合いが増えることもあります。
違う学年の生徒と一緒になったり、グループプロジェクトをきっかけに話すようになったり、それぞれのクラスで気の合う友達を見つけたり。
同じクラスのメンバーと1日中過ごすのとは違い、毎時間顔ぶれが変わることが、友達の輪を広げるきっかけにもなっています。
実際の授業はというと、先生によって授業の方法などが結構違っているようです。教室内は、机の配置が様々だったり、先生が好きな映画やスポーツの飾り付けがあったり、クラス全体の雰囲気にも個性があります。
授業そのものも、州によってガイドラインはあるものの、詳細やクラスの進め方は先生方の裁量によって違いがあるという印象です。
うちの子の学校では多くの先生方がプロジェクトやプレゼンテーションを多用しながら、授業や教科書で学んだ事を使って、考え、調べ、説明できるという状態を目指したクラスの進め方をしているように感じます。
授業の内容や授業スタイルについては、とても興味深いことが多いので、また別記事でご紹介しようと思います!
ランチタイムは、いつもの友達といつもの場所へ
授業では毎時間クラスメートが変わりますが、ランチになると、仲のよい友達グループが集まります。
学校の食堂でランチを受け取る子もいれば、家からお弁当を持ってくる子もいます。
高校のスクールランチは、チキンやブリトーなど、おいしいメニューもあり、人気メニューの時は売り切れちゃうこともあるらしいです。
でも全体的に量は少ないって言ってます。
自分の高校時代をふりかえり、日本の学食を思いだすと、種類や内容に「えーっ」と思うこともありますが。。。比べない、比べない。。。
食堂の中だけでなく、外のテーブルやベンチ、芝生で食べる生徒もいます。大きなグループで外に集まったり、だいたい同じメンバーが同じ場所に座ったりするのは、日本の学校の昼休みと似ているかもしれません。
ときどき、選ばれた生徒が先生たちのランチルームで一緒に食べられる「先生とのランチ券」のような機会もあるそうです。子どもたちにとっては、ちょっと特別で楽しみなイベントになっています。
昼休みにはClub MeetingやTutoringも
ランチは食べるだけの時間ではありません。日によっては、昼休みの20~30分を使ってクラブミーティングが行われます。
ここでいうクラブとは、放課後に毎日練習するスポーツとは別の、共通の興味や文化、活動などをテーマにした小さなグループです。クラブの種類や活動頻度は学校によって大きく異なります。
また、ランチタイムを先生への質問やチューター(Tutoring)に使えることもあります。
アメリカでは日本のような「塾」があまりない代わりに、学校でも個人でもチューターという方法が学習の補助につかわれます。
高校のチューターには、主に次のような形があります。
- Peer Tutoring:その科目をすでに修了し、よい成績を取った生徒が学校内でグループや個人に教える
- Tutoring by teacher:先生が登校前、ランチ、放課後などに設ける質問・補習時間
- Private Tutor:家庭で個人に依頼する(いわゆる家庭教師ですね)
わからないところはメールで質問したり、Google Classroomなどのオンラインプラットフォーム内で質問したりすることもあります。
水・木曜日はBlock Scheduleで1コマが長い
うちの子たちの高校は、通常は午後3時30分に授業が終わりますが、水曜日と木曜日は「Block Schedule」という別の時間が設定され、午後3時に終了です。
「Block Schedule」では、通常6科目あるうち、奇数Periodまたは偶数Periodの3科目だけを受け、1コマの授業時間が普段の約2倍になります。
同じ高校でも、通常のRegular Scheduleのほかに、
- Block Schedule
- Late Start Day
- Minimum Day
- Assembly & Rally Day
- Final Exam
などでベルの時間が変わることがあります。

午後3時、今度は下校ラッシュ

下校時間になると、朝と同じように学校前が一時的に混みます。
5台、6台の黄色いスクールバスがずらりと並び、生徒を乗せて次々と出発していく様子は、何度見ても「アメリカの学校だな~」と感じる光景です。
そのまま家へ帰る生徒もいますが、スポーツの練習へ向かう子も多い印象です。
ほかにも、教会のグループ、地域のスポーツクラブ、アルバイト、ボランティア、チューターなど、放課後の過ごし方はさまざま。もちろん、家に帰ってゲームをしてのんびり過ごす子もいます。
家に帰ってからは宿題とプロジェクト
宿題の量はクラスによってかなり違います。たくさん出る科目もあれば、ほとんど出ない科目もあります。
スライドを作って発表の準備をしたり、グループで案を持ち寄ったり、友達の家に集まってプロジェクトを進めたりしています。
時間割のPeriodや先生が違っても、同じ科目なら学習内容が近いこともあり、別のクラスの友達と宿題やテスト勉強をすることもあるようです。
長女のスペイン語のクラスでは、習った「旅行」に関する単語や表現を使って短い動画を作るというプロジェクトがありました。
単語を覚えるだけでなく、自分で話して、演じて、作品として発表するところまで行うので、実際に使える言葉として身につきやすいのが面白いところです。
また、弟の世界史のプロジェクトでは、一つの国を選んで、地理や歴史、言葉、文化などあらゆる項目についてリサーチし、スライドをつくって発表をするというのをやっていました。
スライドの作り方も、とても面白く、テキストはほとんどなく、ポイントを箇条書きするだけ。伝えたいことはイラストやデザインで表現しています。20秒程度の動画もいれること、という指示がありました。
それと別に、プレゼンのカンペにもなるテキスト原稿も作成して提出するということです。
プレゼン時間は一人30分! 大きなプロジェクトです!
息子も家で時間を計りながら私を相手に練習をしてくれましたが、めっちゃ楽しいプレゼンでした。
選択肢が多い高校生活。4年間をどう使うかは自分次第!
私自身の高校時代は、放課後は部活へ行き、遅く帰って宿題をしたら一日が終わる、という生活でした。バイトを始めてからは、週末も忙しく、友達と遊ぶには夜しか時間がない、なんて日々もあった記憶があります。
それに比べると、うちの子どもたちは学校のスポーツ、教会、ボランティア、バンド活動、など、友達との交流以外にもいくつもの場所と関わる機会があるように見えます。
特に学校のほうも、リーダーシップを育む活動には力を入れていて、生徒が先頭にたってリード、運営するグループがあったり、あらゆるプロジェクトで生徒達にリーダーの役割を与えているようにみえます。
多くのことに興味を持ち活動的な生徒達は、リーダーシップやコミュニケーションを身につけ、人とのつながりを広げる良いチャンスになります。
一方、何に参加するかを自分で決める自由が大きい分、特に何もしないという選択もできます。4年間で経験することに、大きな差が生まれることもあるのだろうと感じます。
日本のような大学受験がないので、全員が入試に向けて予備校や塾へ通うことを中心にする高校生活とは少し違います。
でも、アメリカの大学進学にプレッシャーがないわけではありません。
うちの子たちも、明確な目標は未定ながら、友達や先生の話をきいたり、オンラインでリサーチしたりして、自分なりに模索している様子です。そしてブラスバンドや、クラブなどでリーダーシップをとりながら、楽しみながら活躍できる場を開拓していっているようです。
勉強や時間とのバランスは必要ですが、せっかくいろいろなことに挑戦できる環境です。自分の好きなこと、得意なこと、やってみたいことを存分に楽しむ4年間であってほしいです。
最後まで読んでくださってありがとうございます!
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一方、仕事をする親としては、子どもたちも早く一日を始めるほうが家族全体のテンポを作りやすく、私は高校の早いスタートのほうが合っていると感じています。