こんにちは、カリフォルニア在住のひっきーままです。
アメリカの秋はハロウィンに始まります!
10月になると街もお店もハロウィン一色。
うちの子も友達とコスチュームやパーティーの話で早くから盛り上がっています。
今日はアメリカのハロウィンで欠かせない飾りつけや仮装、当日の楽しいTrick or Treat(トリック・オア・トリート)など、家族みんなで楽しめる情報満載でお届けします。
準備万端で本場のハロウィンを楽しみましょう!
ハロウィンの準備はひと月前から
ハロウィンは毎年10月31日に行われるアメリカの伝統行事。
でも、このハロウィンに向けての準備は9月の終わりからもう始まっています!
ハロウィンの楽しみは大人も子供も一緒になって家の飾り付けや仮装をしてワクワクすること。
一日だけの行事じゃなくて、1か月も前から少しずつ準備しながらワクワク感が高まっていくのが面白いところです。
クリスマスを指折り数えて待つ感じにも似てるかな?
特に子供にとっては、それだけ楽しみにした最後にお菓子にもありつけるんだから嬉しいはず!
ハロウィンの飾りつけ
ハロウィンに向けての準備といったらまずは家の飾り付け。
10月になると街の店先にもパンプキンがいっぱい並びだして、「今年もきたなー」っていう感じになります。
通りのあちこちの家の庭に大きなハロウィンの飾りがお目見えしてきます。家の中も外もパンプキンの飾りでいっぱい。
ハロウィンにパンプキンは欠かせません!
パンプキンは色を塗ったり彫刻をしたりして家の中にもお庭にも家中に飾ります。
この飾りをつくるためにたくさんのパンプキンを仕入れるためにこぞって行くのがパンプキンパッチ。今年も行ってきましたよ!
パンプキンの飾り付けで有名なのがJack-O’-Lantern(ジャック・オ・ランタン)。
私も一度だけ作ったことがあるけど、難しかった! ま、苦戦するのも楽しさのうち。
他にもペイント、工作など、子供と一緒にできるパンプキンのデコレーションはアイデア次第!
うちでは毎年、子供たちと一緒にペイントして楽しんでます。毎年何をテーマにしようかと考えながらすでにワクワクです。
パンプキンそのものの売り出しと一緒に、おやつなどの関連商品も楽しみなところ。
大好きなトレジョ(Trader Joe′s)では店内がパンプキン商品でにぎやかです。
仮装・コスチューム
ハロウィンが盛り上がるのは仮装があるからですよね!
大人も子供もコスチュームの準備に気合が入ります。
大人の場合は家や職場でパーティーをするために仮装するんですが、やばいくらい本気です。
かなり怖いのとか、コスプレとか。
私の大学時代のパーティーでは口の裂けたナースが血みどろの看護服で髪を振り乱して踊っていたのがやたら怖かったです。
悪魔、魔女、スーパーヒーロー系のコスチュームはいつの時代も人気です。
子供たちは(っていうか親も)本当に自由な発想で色んなコスチュームを考えてきます。
毎年必ずいて面白いのは、空気を入れて膨らませたおスモウさんのコスチューム。笑えます。
ディズニーやアベンジャーズのキャラも大人気です。
小さな女の子に根強い人気はプリンセスと魔女ですね。「Frozen」の Elsa(「アナと雪の女王」のエルサ)は今も人気です。
男の子の定番はスーパーヒーロー系。バットマン、スパイダーマンなんかは毎年登場します。
ほかにも、ピザ、てんとう虫、猫とか、本当にいろんなのがいます。
あらゆるお店でコスチュームが売ってますが、この時期だけオープンするハロウィン専門店もあるから驚きです。 お店を歩き回るだけでも面白いですよ。
手の器用なお母さんたちはユニークなコスチュームを手作りしてます。
我が家は年に一度きりのコスチュームに大金をはたかず、たいていThrift Storeで間に合わせます。9月末くらいから探し始めていいのを見つけたら即買いです。
小物は手作り。うちの弟くんの恐竜のコスチュームの時はしっぽだけ手作りしてみました。
ハロウィンのイベント
10月にはいると、ハロウィン当日を待たずに数々のイベントがハロウィン気分を盛り上げます。
- パンプキン コンテスト
- 仮装コンテスト
- ハロウィンビンゴ
- お化け屋敷(子供向けじゃないかも)
- 仮装パーティー
うちの子の小学校では「Halloween Bingo」が恒例行事です。
アメリカではよくあるビンゴ大会。この日はコスチュームを着ていくとBingoのシートを1枚無料でもらえるオマケつき。
軽食で和んだあとのビンゴ大会ではAmazon商品券、レストランの食事券、おもちゃなどの景品をかけて白熱します。
パンプキンコンテストがあった年は、小さな子供たちが大きなパンプキンを抱えて学校に持っていく姿がかわいかったです。
市の図書館やミュージアムでも子供向けのハロウィン映画を見たり、仮装コンテストがあったりしているのでチェックしてみてくださいね!
大人向けにはお化け屋敷やホラーショーなんかの怖いやつがあるようですが、私は怖いの苦手なのでいったことないです。
マジでこわそうだもん。
ハロウィン当日 ~Trick or Treating~
いよいよ10月31日、ハロウィン当日!
昼間は普通に学校があるので、ランチをちょっとハロウィンっぽく作ってみました。
いつもは手抜きの私もハロウィンのランチはなんだか楽しくて毎年やってます。
小学校ではキンダーの生徒の仮装行列があります。コスチュームを着て学校中をねりあるく子供たちの先頭はもちろん仮装した先生たち。 楽しそう!
うちの子も学校から帰ってくると速攻でコスチュームに着替えてそわそわし始め、もう待ちきれない様子。
いよいよ心待ちにしているクライマックスのTrick or Treating!
やる気満々の仮装で歩きながら友達とわいわい騒げるうえに、お菓子がもらえる!
迎える側もパーティーしながら子供たちを待ってくれてて素敵です。
もう大人も子供もパーティースピリット全開ですね。
この楽しさはホントに独特。
「これは日本じゃやらないでしょ!」って感じです。
Trick or Treating どこに行く?
Trick or Treating はたいてい学校の子供たちが集まる地元の人気スポットがあります。
人気スポットではそのブロック(町の一角)全体がハロウィンに参加していて、ほとんどの家が子供たちが来るのを待ってくれてます。
長く住んでいる人達がいるような古くからのコミュニティとか、子供がいる家庭が多く集まっているエリアなどでは特に盛り上がっているようです。
おうちの隣近所があまり盛り上がらないという人達は、人気スポットまで出かけて参入。
ご近所さんも楽しそうだけど、やっぱり友達が集まる人気スポットが一番楽しいので、うちは両方行っちゃってます。
モール、商店街、広場でのTrick or Treating
車の通る道を歩きまわるのはちょっと危ないから敬遠したい、という人もいますよね。
そんなあなたには、モール、商店街、コミュニティ広場などでのTrick or Treatingがおすすめです。
ショッピングモールでも商店街の店先でも、これまた仮装をした店員さんたちがキャンディー山盛りのバスケットを抱えて子供たちを待ってくれています。気合入ってます!
この日は交通規制をしてるので車も通らず、民家をまわるのより安全です。
Trick or Treating ルールと注意
こんな楽しい Trick or Treating ですが、注意することもあります。
- 車に注意!
- 時間は6時過ぎから9時まで
- 中学生くらいまでは親が子供と一緒に行く
- 明かりの消えた家はノックしない
- 学校の通達を守る
- 本当に変な人もいるから注意
民家を訪問する Trick or Treating の場合、普通の道路を歩き回るので、くれぐれも車に注意してください。普通に飛ばしてくる車もいます。
逆に自分が運転をする時には、子供達に注意です。ハロウィンの晩の運転はかなり怖いです。
それから小さい子はもちろんですが、中学生くらいまでは親が一緒に歩くほうが安全です。車だけでなく、本当に危ない人がどこに紛れているかわからないので。
中学生で友達と行きたがったりする場合は、必ず団体行動をするように言っておくといいです。学校からも注意事項の通達がくるので一緒に読んでおきましょうね。
それから Trick or Treating には大切な暗黙のルールがあります。
まず時間は夕方6時頃から夜9時まで。それ以降はドアをノックしないようにしましょう。
いっていい家とパスする家を知っておくのも大事です。
Trick or Treatingに参加する家は庭に飾りを並べて、玄関先に明かりをつけています。
玄関先の明かりが消えている家は「うちはやってませんよ」のサインなので、ノックせずに通り過ぎるのがルールです。
Trick or Treating に持っていくもの
Trick or Treating に持っていくとよいものは4つです。
- 大きなバッグやバケツ (キャンディーをいれる)
- 歩きやすい靴(長く歩いて疲れない靴で)
- 上着(夜は冷える)
- 懐中電灯か光る小物(蛍光色のブレスレットなど)
ハロウィンのバケツなんかはディスカウントストアなどで売ってます。バケツじゃすぐいっぱいになるので、大きな袋も持っていく事をおすすめします。
歩き始めはまだ明るいですが、だんだん暗くなって冷えてきます。
小さなお子さんには上着を用意しておくといいですね。
お家で迎える側は何をするの?
子供を迎えてくれるおうちのほとんどは、家でパーティーしてます。
ど派手な照明や飾りがあるうちは、家の中も楽しそうなことが多いです。
こわーいハロウィンムービーを見たり、訪ねて来るこどもにキャンディーをあげながら家族や友達で集まってわいわい過ごしているようですね。
子供にあげるためのキャンディーをバスケットいっぱいに用意して、子供が来たらいくつかずつ渡してあげます。
子供がたくさんきてキャンディーが足りなくなったら、玄関に大きく「Out of Candy!」なんてサインをかいて貼っておいたら諦めてくれます。
そうそう、アメリカでいうキャンディーは、飴玉のことじゃないんです。
アメリカでは「キャンディーバー」ともよばれていて
- ソフトキャンディ
- ハードキャンディー
- チョコレート
など、色んな種類のお菓子を含んでいます。
ハロウィンでの人気のキャンディーは M&Ms、Reeses Pieces、Hershey’s などのチョコレート系です! 私はキットカットが大好き。
我が家のTrick or Treating
うちのTrick or Treatingは
モール ➡ 人気スポット ➡ うちの通り
を回って8時過ぎにようやく歩き疲れて帰ってくるのが恒例です。
まずは4時から始まるモールに、お姉ちゃんが魔女で弟くんは恐竜のコスチュームでいざ出発!
お店の人たちも色んな仮装をしていて見るだけでも面白い。
子供達にとってモールはキャンディーの数集めが目的なのでちゃちゃと回って退散したい様子。
さてそのあとは待ちに待った人気スポットへ。
さっそく友達と合流して一気に盛り上がる子供たち。
手始めにこの通りから。。。と歩き始めて怖そうなデコレーションでいっぱいのおうちのドアをノック。
中からだれか出てきてくれました。「Trick or Treat!」子供たちの大きな声。
「How scary!」なんて大袈裟にリアクションしてくれる大人たちもいっぱい。コスチュームも結構しっかりみてくれてます。
キャンディーをバケツにいれてくれると子供たちは「Thankyou!」「Happy Halloween!」と言いながら通りに戻って満足気です。
「この通り行った?」 「今度はこっちに行こう!」と迷子になるほど色んな小道を歩きました。
1時間以上歩きっぱなしなので、だんだん疲れてきてまだ続けたいけどギブアップ。
人気スポットをあとにして、最後はうちのご近所さん。
顔なじみのいいところ。なので子供もお隣さんはスキップしない!
そんなこんなでやっとおうちに帰りついたのは8時過ぎ。
お疲れ様!
ハロウィンの後は Candy Buy Back へ
うちの子の小学校では、毎年ハロウィンの翌日、11月1日は休校日です。
子供ちは朝早くから起きて、さっそく昨夜集めたキャンディーを数えるのに忙しそうです。
こんなにたくさんお菓子があっても食べきれないので、我が家ではCandy Buy Back Program をやっている歯医者に持っていきます。
ハロウィンで大量の食べきれないキャンディを集めて軍人さんに送るプログラㇺです。
キャンディを持参すると 1lb ➡ $1に交換してくれます。
子供たちは自分が好きなキャンディーだけはとっておきたいので、好きなのと持参するのにわけながら、二人でキャンディー交換なんかやってます。
お店屋さんみたい。
袋に詰めたキャンディー、今年は 5lb(5パウンド=2.3キログラム程度) を持って行って $5 になりました。
まとめ
パンプキンパッチに始まり、Trick or Treatingで大はしゃぎしたあと、キャンディーとお小遣いまでゲットできるハロウィン!
アメリカの秋の大イベント、大人も子供も一緒にとことん楽しんでいるところがいいですね。
あなたの今年のハロウィン計画の参考になればうれしいです。
安全で楽しいハロウィンを!
モールは距離は短いわりに結構な人数が列をなしてゾロゾロ歩いて回るので意外と時間がかかるかも。